3話 怒りと敵視 ページ5
そうこうしていると瞳子が間に入り悠陽に話しかけた
瞳子｢西神悠陽さん、少し話をいいかしら？｣
｢まぁ、はい。構いませんけど…｣
曖昧な返事を答えた彼女に瞳子は頷き辺りを見回した
そこで彼女はここが部室であり部員が居ることを思い出した
部室はかなり散らかっており固まっている部員達と沢山のゲームと実にカオスな光景
｢あーえっとごめん、ちょっと抜ける。場所、移動しましょうか。｣
椅子にかけたパーカーを羽織り扉に居た選手達を掻き分け外に出た悠陽
みなはその後について行った
・
大きなグラウンドの端に小さな集団が1つ
周りからは視線を集める
それが嫌いな悠陽は早く話してというオーラ全開だった
瞳子｢貴方にキャラバンに乗ってほしいの。｣
｢は、はぁ…｣
明らかに意味が分からないと言った様な反応をしたので円堂が付け加えた
円堂｢俺達は学校を破壊して回っているエイリア学園を倒す為に最強の選手を集めているんだ！｣
｢それでキャラバンに乗って一緒に戦ってほいしと？｣
円堂｢あぁ！！｣
彼は満足げに期待の顔で悠陽を見つめ続けていた
一向に悠陽は眉間に皺を寄せ面倒臭いという風に飴を咥える
｢何故私何ですか？｣
円堂｢そりゃあ…｣
鬼道｢お前が"天才支配者"だからだ。｣
そう言った彼の声に目を見開いた悠陽
そして選手達を見回し鬼道の顔を見つけると彼女は睨み付けた
みんなはその様子に気付いた様だったが深く聞こうとはしない
いや、聞きたいが聞けないと言った方が良いのだろう
彼女から飛ばされてた怒りでただならぬ空気だったから
ただ分かるのは明らかに仲は良くなく
彼女が鬼道の事を敵視しているという事だ
だが円堂は空気を読む事が出来ないらしく…
円堂｢どうしたんだ？｣
と声を出し2人を交互に見た
その声で彼女はハッとし円堂に目線を戻す
｢ごめんだけど私、キャラバンには乗らない。というか…私が"天才支配者"だなんて話どこで知ったの？｣
春奈｢あぁ！それは勿論ネットから！！｣
自信満々に答えた春奈に悠陽は呆れた様な目を向けた
その瞳にはプライバシーと言うものがないのか…と言う思いを含ませていた
円堂｢えぇ…入ってくれないのか？？｣
そう言った円堂は明らかにしょぼんとした姿を見せる
その様子を見た悠陽は顎に手を当て考え始めた
そして1つの答えを出した
『2日後に試合して貴方達が勝ったら入ってあげる。』
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サーヤ丸(プロフ) - 紅雅華咲さん» うぇ！？ほんとですか！！ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです^^*更新は超亀ですが頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年8月5日 19時) (
レス) id: 147e4679cf (このIDを非表示/違反報告)
紅雅華咲 - 凄く面白かったです！これからの展開がどう進んでいくのか楽しみです！ (2018年8月5日 16時) (レス) id: d91252218e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーヤ丸 | 作成日時：2018年6月11日 18時
