第五十節 ページ12
「な、雑種、何をする！？我に命令するなど不敬であるぞ！！」
「はーい英雄王ステイステーイ。ちょっと落ち着こうか」
「五月蝿い！！我は今貴様に付き合っている暇など無いのだ！！離せ！！」
「え、俺の令呪くらい英雄王自力で解除できるじゃん。だって俺そんなに魔力多くないしさ？」
「そんなこと出来ていたらとっくの間にしておるわ！！」
「我が宝具で縛りつけておる」
「あぁー、ナイスセイバーギル！」
「ふっ、我に掛かれば容易いことよ」
グッ、と親指を立て合い、頷き合う私達。多分周りから見たらシュールなんだろうなぁ。マシュがキョトンと首傾げてるもん。
廊下にマスターと英雄王の叫び声が響き渡る。
その声を聞きつけたのか、ゾロゾロとやってくる観客。中には賭けに勝ったと大喜びしている奴もいた。あのこれ賭ける事じゃなくない？そう思ったけど取り敢えずその件については後でじっくりと彼らと物理で話し合おうと思う。
それより今はこの目の前にいる英雄王だ。
「何故このようなことになっているか理解はできているだろうな、我が半身よ」
「だがしかし我が半身は我の玉体に見惚れていたのだろう？」
それ以外ありえないというかのような言いぶりでさらりと可笑しなことを口走り、逆に違うのかと首を傾げる英雄王。そんな貴方に1つ言いたい。
……貴方の脳はお花畑なのかなあ？普通少し考えてみたら嫌がっていたということに気づく筈だろう!!!!!というか半裸の男が後ろから追いかけてくるとか怖い以外の何物でもないだろう……!!!!!嗚呼そんなことも分からないから英雄王はアルトリアに嫌われるんだ!!!!!
「そんな事だったらセイバーギルはここまで必死逃げ回ってないだろ……」
額に手を当てて重々しく溜息をつくマスター。いつもお疲れ様。確か宝物庫に良い胃痛薬あった筈だから今度プレゼントすることにしよう。
「というか英雄王。セイバーギル追いかけて何したかったの……？」
恐る恐るといった感じで何をする気だったのかと質問するマスター。そんなマスターの質問を英雄王は嬉嬉として衝撃的な回答を答えた。
「このまま部屋に閉じ込め、我が半身を犯すつもりだったが？事実さえ作ってしまえばこちらのものよ」
「令呪を持って命じる。キャスギル、子ギル、来て！そしてこの変態英雄王を赴くままにシバいていいよ！」
その後、アウトな発言をした英雄王は賢王と子ギルにがっつりと叱られ、一時期私と接触禁止命令が出された。
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暁月琥珀 - 続きがみたいです、、、！！！ (10月25日 12時) (
レス) @page16 id: 07fe1f8faa (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - とても大好きです!!!!!もう更新はしゃはらへんのですか？ (2023年4月17日 1時) (レス) id: bfccae0caf (このIDを非表示/違反報告)
蓮城瑠夏(プロフ) - 一気読みさせていただきました！！にょたギルサイコー！！更新お待ちしております！！！！！！！ (2023年2月19日 10時) (レス) @page16 id: 5600ed0ad1 (このIDを非表示/違反報告)
弱小なイカ(プロフ) - コメント失礼します。素敵な作品ですね！キャラの口調も丁寧に再現されていてとても読みやすいです。今後の展開がますます気になります！更新楽しみにしておりますね！作者様も無理のないペースで頑張って下さい！ (2022年4月28日 7時) (レス) id: b0ea0b2876 (このIDを非表示/違反報告)
アウル(プロフ) - すき…更新頑張ってください。 (2021年6月11日 11時) (レス) id: 33561a1a70 (このIDを非表示/違反報告)
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