第17話 お粥 ページ17
Aの重みは僕の幸せ。
いつまでも抱っこしていたいけど･･･
名残り惜しいから、リビングまでの距離をゆっくり歩く。
あんなにゆっくり歩いたのに･･･
僕の足が長いのが悪いのか、もうソファの前まで来てしまった。
しょうがない･･･
そっとAをソファに座らせ、部屋の隅に置いてあったブランケットを身体にかける。
CM「寒くないか？」
「大丈夫」
CM「喉は渇いてないか？」
「お水、飲みたい」
僕は頷いて立ち上がり、キッチンの冷蔵庫からペットボトルを持って来る。
CM「勝手に冷蔵庫を開けて、すいません。コンビニで、食べれそうなもの買って来たから、食べれたら食べて下さい」
ほんとならちゃんと料理した温かいものを食べさせてあげた方が、早く元気になるのに･･･
ジェジュンヒョンみたいに料理が作れないことが悔しい。
「･･･ごめんね。何から何まで･･･」
また謝るA。
謝るなって言ったのに。
CM「だから、謝らないでって言ったでしょ。謝るの禁止します」
「･･･じゃあ、ありがとう」
CM「いっぱい感謝しろー」
「はい、してます」
CM「お粥、温めて来ます」
早くご飯を食べさせて薬を飲ませなくては。
僕はキッチンへ戻って、コンビニで買ったレトルトのお粥を取り出した。
教えてもらった棚から鍋を取り出して、水を入れてドボンとレトルトを入れる。
火にかけ温まるまで待つ。
やっぱり少しは料理が出来るように、練習しよう。
僕の作ったものを頬張るAが見たい。
ちょっと失敗したって、Aは美味しそうに笑って食べてくれる。
『美味しいよ、チャンミン』
そんな想像をするだけで、僕の心は幸せで満たされていくんだ。
温め終えたお粥をお皿に入れ、スプーンを持ってリビングに戻るとAの姿がなくて、もしかしてヒョンから電話でもかかって来たんじゃないかって思ったら、さっきまでほんわか幸せだった気持ちが萎んでしまう。
テーブルに置いたお粥をじっと見つめていると、Aが手に携帯を持って立っていた。
CM「ヒョン･･･ですか･･･？」
「･･･うん。ちゃんと連絡してなくって」
少し伏し目がちに僕の返事に答えるAの顔は暗い。
ケンカしたって言ってましたね。
CM「食べたら、ゆっくり聞きましょうか。もちろん、Aが話せるならですけど」
第18話 ありがとうなんて･･･→←第16話 恋人同士のように
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らら - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2015年3月25日 17時) (
レス) id: 7244f5d303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彩華さん» チャンミンに傾いちゃってくださいｗJJのお話、頑張って更新しますね＾＾ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - まちぶー?さん» レスがかなり遅くなってすいません＞＜ジュンちゃんはわたしの中ではあんな感じなんですｗシアペンのツボだったんですね！チャンミン、このお話だと・・・無理かもです＞＜ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
まちぶー?(プロフ) - あとギュがすごいいい味だしてますね！やっぱギュLINEは最強だ。笑 (2013年3月27日 22時) (レス) id: 8dfd7854f3 (このIDを非表示/違反報告)
まちぶー?(プロフ) - 相変わらずゆめらサンのジュンスが可愛すぎっ！好きです〜シアペンのツボを分かってらっしゃる！笑 チャンミンには幸せになってほしいですね。。 (2013年3月27日 22時) (レス) id: 8dfd7854f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2013年2月10日 3時
