第13話 ぶつける想い ページ13
何度も何度も口移しで水をAの熱い口内に流し込む。
荒く息を繰り返し肩を上下させていたのが少しづつゆっくりなっていって、眉間に皺を寄せて苦しそうだった顔も穏かになっていく。
それでも僕は口唇を重ねることを止めれない。
柔らかく熱い口唇を舐めては、吸って･･･
甘いその感触の虜になっていた。
口唇から漏れる吐息が、艶っぽいものに変わっていく。
A･･･
僕のキスに感じてくれてるの？
愛しさが止め処なく溢れてくるけど、僕のモノじゃない。
ヒョンの彼女。
切なさでまた胸が締め付けられた。
いまだけでいい。
僕のモノだと･･･
僕の愛しい彼女だと思わせてよ。
ヒョンに後ろめたさを感じないわけじゃないのに･･･
それ以上に押し寄せてくる感情の波に衝き動かされ･･･
僕は止まらない。
止まれない。
Aの頭を抱え込み抱き締め、一度知った甘い口唇に僕の愛を落としていく。
薄く開いた口腔に舌を忍ばせると、驚くことにAも舌を絡ませてきた。
またヒョンと僕を間違えてる？
･･･それでもいい。
舌を絡ませ唾液が混じり、二人が合わさる。
僕を酔わすそんな深いキス。
ねぇ、このキスの仕方は誰に教えてもらったの？
ヒョンとこんなキスをいつもしてるの？
自分のモノじゃないA。
だけど僕は嫉妬に狂って、思うままに意識もないくせに応える舌をめちゃくちゃに吸って歯列を舐め回し、Aの口腔に唾液を流し込む。
ヒョンのキスを忘れて、
僕のキスに染まって･･･
僕を好きになって･･･
愛して、
僕だけのAになってよ。
「んっ･･･ふっ･･･」
Aの目が薄っすらと開いて、バッチリ目が合う。
ヤバイって思ったけど、僕がAに何をしたかバレたっていいと思った。
「ジェジュン･･･」
CM「違う。チャンミンだっ」
「ん･･･ジェジュン･･･」
そして再びAは目を閉じる。
二人の間に入り込む隙なんてないってわかってたけど･･･
「A･･･」
ごめんね･･･
風邪を引いて熱を出してるAに自分の感情剥き出しにして、触れて想いをぶつけて、卑怯なことをしてしまって･･･
知ってしまったら許さないで思いっきり罵倒して軽蔑してよ。
「大嫌い」って言って。
一縷の希望も持てないように言い切って欲しい。
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らら - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2015年3月25日 17時) (
レス) id: 7244f5d303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彩華さん» チャンミンに傾いちゃってくださいｗJJのお話、頑張って更新しますね＾＾ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - まちぶー?さん» レスがかなり遅くなってすいません＞＜ジュンちゃんはわたしの中ではあんな感じなんですｗシアペンのツボだったんですね！チャンミン、このお話だと・・・無理かもです＞＜ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
まちぶー?(プロフ) - あとギュがすごいいい味だしてますね！やっぱギュLINEは最強だ。笑 (2013年3月27日 22時) (レス) id: 8dfd7854f3 (このIDを非表示/違反報告)
まちぶー?(プロフ) - 相変わらずゆめらサンのジュンスが可愛すぎっ！好きです〜シアペンのツボを分かってらっしゃる！笑 チャンミンには幸せになってほしいですね。。 (2013年3月27日 22時) (レス) id: 8dfd7854f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2013年2月10日 3時
