第11話 看病 ページ11
「チャンミン、どうしたの？」
掠れてガラガラで弱々しい声。
CM「A･･･」
潤んだ瞳、上気した頬、熱っぽいからか儚げに見えて、
ただ･･･
抱き締めたい。
ガバッと抱きつくとAの足がヨロめいたから、腰に手を回した。
「ねぇ、どうしたの？韓国に帰ったんでしょ？」
CM「Aが心配で･･･」
「…ごめん。もう、けっこう大丈夫！」
こんなに熱っぽい身体のどこが大丈夫なんだっ。
CM「寝て下さい」
ヒョイッとAを抱き上げる。
「ちょっ･･･、チャンミン！」
驚いて少し抵抗されたけど、そんな弱い力なんて抗ってるうちに入りませんよ。
CM「さっき、倒れそうでした。だから、大人しくベットまで運ばれて下さい」
Aを抱き上げながらも靴を脱いで部屋に上がった。
はじめてのAの部屋。
お姫様抱っこして入るなんて、なんだかほんとに恋人同士みたいでドキドキすする。
「大丈夫なのに･･･」
こんな顔色なのに、何を言ってるんだ。
さっさと寝かしつけてしまわないとっ。
CM「顔色、悪いです。ベットはどこですか？」
Aは指で寝室の扉を指した。
大股で歩いて寝室の前まで来て扉を開ける。
そして、そっとAをベットの上に横たわらせた。
「ごめんね、チャンミン」
そんな申し訳なさそうな顔をしなで。
Aのことが心配で･･･
ただ僕の自己満足みたいなものだから･･･
CM「いいから、眠って下さい」
「･･･うん」
トロンと潤んだ瞳はすぐに閉じられた。
Aが完全に眠りついたのを見届けてから、玄関に置きっぱなしにしたコンビニの袋を取りに行った。
中身を出して、片付ける。
冷えピタとタオルとミネラルウォーターを手に寝室に戻ると、Aの顔が苦痛に歪んで額に汗をかいていた。
慌てて駆け寄って、跪いてAの顔を覗きこむ。
CM「苦しい？」
「うぅ･･･ん･･んっ」
オデコに手を置くとさっきより熱が上がっている。
タオルで汗を拭いてから、オデコに冷えピタを貼った。
「はぁっ･･･はぁ･･･」
呼吸が荒い。
病院へ連れて行った方がいいんじゃないか。
どうしようかと迷ってるいると布団の中から、Aの手が出て来て宙を彷徨い出した。
その手を掴んでぎゅっと両手で包み込むと、
「冷たい･･･気持ちいい･･･」
苦痛に歪んだ顔が少し微笑んだ気がした。
CM「A･･･」
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らら - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2015年3月25日 17時) (
レス) id: 7244f5d303 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - 彩華さん» チャンミンに傾いちゃってくださいｗJJのお話、頑張って更新しますね＾＾ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめら(プロフ) - まちぶー?さん» レスがかなり遅くなってすいません＞＜ジュンちゃんはわたしの中ではあんな感じなんですｗシアペンのツボだったんですね！チャンミン、このお話だと・・・無理かもです＞＜ (2013年6月10日 2時) (レス) id: 6524072a34 (このIDを非表示/違反報告)
まちぶー?(プロフ) - あとギュがすごいいい味だしてますね！やっぱギュLINEは最強だ。笑 (2013年3月27日 22時) (レス) id: 8dfd7854f3 (このIDを非表示/違反報告)
まちぶー?(プロフ) - 相変わらずゆめらサンのジュンスが可愛すぎっ！好きです〜シアペンのツボを分かってらっしゃる！笑 チャンミンには幸せになってほしいですね。。 (2013年3月27日 22時) (レス) id: 8dfd7854f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめら
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/lovemax-yumera/
作成日時：2013年2月10日 3時
