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嘘だと言って… ページ25

光さいど


光「おい、知念。山田が好きなのは分かったけど気が散るから暇な奴に遊んでもらいな、ね?」


ドアの裏で知念に言った。

まぁ、嫌って言うかな…と思ったのに


侑「ん、分かった。あっ大貴〜」

たまたまそばを通った大ちゃんに声かけてて、ホッと息をつく。



大「知念どうしたー?…あっ!光くん今日の晩飯なに?」


光「カレーだよ。俺と山田の特製カレー」


大「へぇ〜!うまそっ、味見させてくれないかな…」



覗き見犯が1人増えた…。

おいおいって2人の肩を叩いた時、殴られたような痛みが頭に来て、思わず崩れ落ちた。


意識を手放す直前に見たのは、知念と大ちゃんの苦痛に歪む顔。

3人そろってどうしちゃったんだろ…。









「ひ…る、だ……かひ」


何だろう。

すっごい心地よい声に包まれて夢うつつなまま目が覚める。



宏「あっ、よかった目が覚めたみたい。光、大丈夫か?」


薮が重い身体を起こすのを手伝ってくれて、ふと周りを見渡した。


涼「よかった。これで全員意識が戻ったね」


胸を撫で下ろす山田の隣にいるのはいつも通り知念。

だけど明らかにいつもと違うところがあって…



光「え、どう…したの?その耳」


真っ直ぐに天に向かって伸びる耳は、どっからどう見ても兎のもの。


侑「可愛いでしょ。…ま、元からだけど」


俺の目を見ないで知念が言った。



光「…大ちゃんのそれは?」


大ちゃんにも耳。

おそらく犬の。


大「なんか、よくわかんね…」


大ちゃんも知念と同じように俺の目を見ない。

ふと、嫌な汗が背中を伝ったけど…他のメンバーを見てもみんな気まずそうに目を反らして。


手で触りたくもないし鏡も見たくなくて、恐る恐る薮に聞いた。



光「俺、は?」


薮の一瞬の反応で分かった。

俺、みんなの言った通り本当に猫になったんだな。




光「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

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ゆず貴 - 読んだぁ!!!おもろい!大ちゃんのケモ耳見たい!!! (2017年8月12日 18時) (レス) id: 34db4b857c (このIDを非表示/違反報告)
橙米(プロフ) - ありがとうございます!無事終われてよかったです笑嬉しいですっ!よろしくお願いします!! (2017年8月7日 0時) (レス) id: fe48186c28 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - お疲れ様です!やまちね、いのあり、やぶひかのラブラブな所がたくさーん見れて良かったです!これからも違う作品など、応援してます! (2017年8月4日 8時) (レス) id: 18473fb736 (このIDを非表示/違反報告)
橙米(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます(*´▽`*)ノ゛嬉しいですっ! (2017年8月1日 23時) (レス) id: fe48186c28 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 完結おめでとうございます!ヾ(*´∀`*)ノ (2017年8月1日 20時) (レス) id: 57b236870b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:橙米 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/inoarigirl1/  
作成日時:2017年4月10日 0時

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