あの3人は自分が動物化しちゃう事を覚えてないようですよ！(いのあり・やまちね・やぶひか)

# ページ12

慧さいど



薮が光になんか囁いたらやっと顔あげてくれた。


でもね…いくらなんでも、からかえない顔なんだよ…。





目は真っ赤で若干涙浮かんでるし、鼻も赤らんでてどっからどう見ても泣いてたって分かる。




裕「光くん、大丈夫だって。ほら、知念たちも」




裕翔が優しい声で話しかけてくれたけど…あーあ、唇震えちゃってる。






宏「光、大丈夫。メンバーだよ？」





薮の言葉におずおずとフードに手をかけ、下から出てきたのは…

ぴょこっと跳ねた猫耳。



うん、予想通りって思った人はこの中に何人いるのかな？((




でも、やっぱ猫嫌いの光にとっては最悪な感じらしく、またフードかぶってうずくまっちゃった…。



涼「えーっとさ、とりあえず今後どうするか…とか話しあわないかな？」


山田の声で、微妙な空気のまま作戦会議が始まった。




裕「やっぱ、フードは必須だよね」


圭「でも、撮影の時変じゃない？」


慧「じゃあ…かつら？」


大「ちょ、真面目に考えてよ笑」


慧「いたって真面目ですが？」


雄「とりあえず社長には言っといたら？」


涼「なんて言うの？信じてもらえないでしょ…」


雄「ま、まあね…」


侑「耳はどうにかするとして、尻尾は？」


涼「知念は目立たないけど大ちゃん達目立つよね」


侑「その上から服…は変か」


宏「うーん、大きめの服着れば…」


涼「うーん、、、」






いつもはまとめ役の光がいないと上手く進行しなくて、結局時間だけが過ぎていった。

#→←ツンデレさんが…

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す