あのお方には妻がいた！！

鬼になるたい ページ5

｢A、綺麗になったじゃないか。着物も買ってきた。｣



お兄さんが見せてくれた着物は



どこかのお嬢様が着ていそうな程美しいものだった。




『あ、あの……これは…何だか申し訳ないです！綺麗で高そうだし！！』




良い人 の度を超えてる！！何なの！？神様！？





｢まあ良い。着てみろ。｣



綺麗で可愛くて私の好み！



なんで分かるの！？


この人、ヤバい人だよ



やっぱ凄いよ！お兄さん！





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『で、出来ました！これで合ってますか？』


こんないい着物着るの初めてだから





着方が合ってるのか分からないんだけど……





｢似合っている。更に気に入った。｣



わーお！
お兄さん笑った！！


真顔でも綺麗なのに……！！




笑顔とか最高

綺麗……



あ！大事な事聴き忘れてたよ！！



名前！




『お兄さん、だいぶ前に聞くべきでしたけど、

お名前を教えていただけますか？』





｢私の名は鬼舞辻無惨。

鬼の始祖だ。｣





派手でかっこいい名前！


ｷｭﾝ！


やっぱり無惨さんも鬼だったんだぁ。

いや、良い人の度を超えて神っぽく見えるね……！！



そうだ！！


名前も神っぽく




『無惨様！』



｢様はいらない。｣





『無惨様は私にとって神様ですから！』





｢そうか……｣



さっき鬼の始祖って言ってたけど



無惨様が鬼なら私も鬼になりたい！





『無惨様！！私も無惨様のように、鬼になりたいです！！』




｢鬼……。お前は15歳とはいえまだ子供だ。

そうだな……。

Aが18歳になったら鬼にしてやろう。

そして私と永遠に生きよう。｣←爆弾発言



私、今15歳。あと3年！！


全然待てる！！

爆弾発言→←無限城

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