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3-2 ページ10

トニーはパチンッと指を鳴らすと、おめかししろよなんてウインクをして部屋を出ていった



ショッピングなんて久々すぎて、ちょっとワクワクする
私はベッドから降り、ぐーんと伸びをした




…あれ、立ちくらみもない




本当どうしちゃったんだろう今日
もしかして昨日キャプテンにかなり負担かけてしまったのかな…
あとで謝らなくちゃ



___________...


tony side
 

「心当たり無し、Aの様子からしても、昨日の事は全く記憶に無いようだ」


バ「… そうか」


「体の調子はどうだ?」


バ「バナー博士に診てもらった、問題はない

… … 彼女がああなるのは初めてか?」


「私が知る限りでは初めてだ
我を失い、あのように目が光った彼女を見た事は1度もない」



バ「… そうか」



心ここに在らずと言った感じだな
同じ返事を2回もした



Aの部屋から出たあと、僕はバーンズの元を訪れていた
今日は任務が無いらしい彼は、到底ランニングとはいえないスピードで施設の外を走り回っていた
いくら超人兵士とはいえ、昨日の今日でタフすぎないか?


ト「Aが気になるか?… いやまあ、そりゃ気になるよな
…だが、吸血の事は許してやってくれ
本人も正気ではなかったし、悪気があったわけじゃ無い
ちなみに、なぜああなったのかは現在調査中、ハント家の歴史についてもかなり深く掘り下げる必要がありそうだ」

バ「ああ、別に気にしていない
ただ… 」

バーンズは言いかけたものの、口籠もるように黙り込んでしまった

私も詳しい事を説明してやりたいのは山々だが、何せAのプライベートを、ましてやA愛しのバーンズにぬけぬけと公開するほどデリカシーがないわけではない

本来ならば、昨日の事件をA本人に伝えるべきなのだろうが…
かなりショックを受けるだろうな

バ「なぜ、彼女は俺の血を飲んでも平気なんだ?」

「… … … 」

鋭いな

遠慮がちに言葉を発したバーンズは、怪訝な表情でこちらを見ている

確かに、普通ならば血清の影響を受けてすぐに心身への変化が現れるだろう
良くも悪くも、血清はかなり繊細な代物だ

しかしAは何の影響も受けずに、むしろ今日なんて近年稀に見る調子の良さ

血清というより、バーンズ自身にAへ変化をもたらす何かがあるはずだと私は踏んでいる

「言っただろう、詳細については現在調査中だ
それとも、Aと直接話してみるか?そちらの方が早い」

バ「でも彼女は覚えていないんだろう?」

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時々雨(プロフ) - 更新されることはもうないのでしょうか……。他のMARVEL小説も読ませて頂きとっても幸せでした!もし続きがあるならキャプテンとはどう吸血しているか描写が気になります! (2022年1月27日 1時) (レス) @page23 id: 6532c97378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mei (M-tAnt) | 作成日時:2021年8月28日 2時

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