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きっと、いや確実に側から見たら馬鹿みたいな顔をして突っ立っているようにしか見えない
その間にも、彼はどんどんこちらへ近づいてきて
ついに私の目の前まで来た
バ「ジェームズ・ブキャナン・バーンズだ」
そう言って差し出された手は、義手ではなく本物の、彼自身の手で
私は思わず、後ずさるように若干身を反り返ってしまった
『キ、キャプテン』
キャ「どうした？って、おい！」
私はそのままキャプテンの腕を引っ張り、ラボに戻り壁際に押し付けると
(ど、どどど、どういうことですか
なんで！？え、待って理解が追いつかない
なんで彼が！？しかも手をこっちに！！無理無理無理無理尊すぎて触れない、おこがましい、恐れ多い、え、ま、え、なんで！？)
とまあ、当然の如くこの状況に大パニックを起こした
小声ではあるものの、勢いよく抑えきれない感情をキャプテンにぶつける
キャ「おいおい…まずは落ち着け、変に思われるぞ」
キャプテンは面白いそうに笑って、私に捕まった右手を優しく振り解いた
(だ、だだ、だって！え、なんで！？
しかもエスコートって言ったよね？何言ってんの無理に決まってるじゃん、え？どういうことですか！？)
キャ「A、喋り方が混同しているぞ」
そりゃそうだ、だってこんな状況ありえない
急展開すぎる
ついこの間まで、見てるだけで幸せ、なんて拝んでいた推しが、今実際に目の前に現れて、私に喋りかけて、手を差し出してきた
しかもエスコートなんて…！神様私何かやらかしたでしょうか…っ
(どうしよう無理耐えられない、キャプテン私、心臓が爆発しそうです！)
それを聞いた彼は、より一層楽しそうに笑うと
いつまでもぐずっている様子の私を見かねたのか、じれったくなったのか
私の両肩を掴んでラボの出口へ振り向かせた
キャ「いいからA、そんなに深く考える必要はない
君はただ今日のパーティーを楽しめば良い、それだけだ」
『っちょ、キャプテン！うわあっ』
ドンッと背中を押された私は、そのまま再び問題の人物の元へと戻された
その勢いに、思わずつまずいてしまいそうになったけど
つまずいたら彼にぶつかってしまう、そんなのはもう本当に心臓爆発どころの騒ぎじゃない、と
なんとか体制を立て直し、できるだけ自然に、穏やかに、を心がけて
ガッチガチに引き攣った笑顔を取り繕った
バ「あー…もしかして俺、邪魔だったか？」
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時々雨(プロフ) - 更新されることはもうないのでしょうか……。他のMARVEL小説も読ませて頂きとっても幸せでした！もし続きがあるならキャプテンとはどう吸血しているか描写が気になります！ (2022年1月27日 1時) (
レス) @page23 id: 6532c97378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mei (M-tAnt) | 作成日時：2021年8月28日 2時
