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はあ〜〜〜っ、緊張する…
トニーとペッパーに全身ドレスアップしてもらった私は
本部へ戻り、自室にて待機していた
久々の外出と、パーティーの為のあれこれに疲弊した私は
すぐにでもベッドへ寝転がりたかったけど
そういうわけにもいかない
ドレスはもちろんのこと、いつも降ろしっぱなしの髪は、サイドを編み込みゆるく巻いてあり、ハーフアップ、花を象った紫色の宝石が嵌め込まれた髪飾りで留められている
そう、例えるなら…花束みたいな
もちろんメイクもしてある
私に似合うようにとペッパー自らが施してくれた
なにぶん、デフォルトが血色の悪い私だ
健康的な肌を作り上げるのに、土台からかなり作り込まれている
メイクしながら色々説明してもらったけど、コンシーラーがどうとか、コントロールカラーがどうとかってあまりよく覚えていない
極め付けに、リップは赤
今までつけたことのない派手すぎる原色に抵抗したけど
お察しの通りそれも虚しく、バッチリ決め込まれた
その装いに、自室にいながらもなんだか、いや、かなり気持ちが落ち着かない
そばにあったペットボトルに手を伸ばし、水を一気飲みする
『…なんか今日喉乾くな』
緊張のせいだろうか、それとも体調良好のおかげで代謝が良いのか
喉を潤すために、既に500mlのペットボトルを3本空けた
『トニーはいつ来るんだろう…』
ここに帰ってきて、迎えの時間まで待っていろって
すぐに部屋を出てった彼は未だに姿を現さない
時刻はすでに17:50を回ったところだった
パーティー開始は18:00、いくら開催場所が本部とはいえ遅すぎる気がする
いや、ていうか
トニーを待たずとも、私がこのまま直接行った方が早くないか？
ベッドから立ち上がった私は、ハイヒールに足を通した
下手したら足挫きそう…一体何インチあるのこれ…
慣れない踵の高い靴に若干腰が引けつつ、悪態をつきつつ、扉に向かって足を進める
ドアにをかけ、扉を開こうとしたその時
コンコンッ
と、扉を叩くノック音が鳴った
『もう、トニー遅すぎ
紳士は待たせないんじゃなかっ… 、』
扉を開けるとそこには
キャ「A」
『キャプテン！』
待っていたはずの人物ではなく、ブロンドヘアの絶対紳士
スティーブ・ロジャースが立っていた
キャ「Wow... 驚いた、見違えたよ
いつもパーティーで見かける君とは別格だ
そのドレスも髪もよく似合っている、綺麗だよ」
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時々雨(プロフ) - 更新されることはもうないのでしょうか……。他のMARVEL小説も読ませて頂きとっても幸せでした！もし続きがあるならキャプテンとはどう吸血しているか描写が気になります！ (2022年1月27日 1時) (
レス) @page23 id: 6532c97378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mei (M-tAnt) | 作成日時：2021年8月28日 2時
