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「何も昨日の事に直接触れずとも、彼女を知る事はできるだろう」
バ「… … … スターク、なんか楽しんでないか?」
また鋭いなこの男は
まあ確かに、楽しんでないと言えば嘘になるが…
Aは体質、生まれ上、公にできない事ばかりな為どうしても、内向的で閉鎖的になってしまう
あれでもここへ来たばかりの時よりはだいぶ社交的にはなった方だが…
休みの日なんて、本を読んだり映画を観たり、部屋に篭りっぱなしだ
スティーブくらいじゃないか、やむを得ないとは言え公私共に関わりがあるのは
そんな彼女が、ある時期からバーンズに対して好意を寄せるようになって、僕は実に嬉しかった
人との関わりも薄く、恋愛とはほぼ無縁の世界にいた彼女が人に深い興味を示したのだ
…が、しかし… Aは話しかけることもなく、ただ見てるだけで、あんなに幸せそうな顔をして…
実に歯痒い
…で、今回
当てずっぽうの予想ではあったが
きっかけを与えた事により、Aにバーンズが関わってかなり大きく変化が出た
まあ、その"あてずっぽう"については、長くなりそうだからまた後で
つまり、そう、何が言いたいかって
この機会を易々と逃したくはない
「楽しんでなんかないさ!あんな事があったんだ、君には知る権利がある」
バーンズは明らかに"信用ならない"と言う目つきをこちらに向けているが、知りたいと言う思いが勝ったのだろう
気がひけるような、なんだか気まずいような複雑な表情で頷いた
バ「ハントは今日、任務はあるのか?」
「いや、休みだ」
バ「そうか、わかった」
さて、この判断が吉と出るか凶と出るかは定かではないが
必ずまた何かしら変化をもたらすだろう
僕がすべき事と言ったら… … ああ、いや、まずは
Aをショッピングに連れて行く事だな
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時々雨(プロフ) - 更新されることはもうないのでしょうか……。他のMARVEL小説も読ませて頂きとっても幸せでした!もし続きがあるならキャプテンとはどう吸血しているか描写が気になります! (2022年1月27日 1時) (レス) @page23 id: 6532c97378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Mei (M-tAnt) | 作成日時:2021年8月28日 2時