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WS(Bucky) 1-1 ページ1

『… … はあ、今日もなんてカッコいいのでしょう』

任務が終わり、ジェットから降りると
目線の先には憧れの彼が親友のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースとランニングへ出かけるところだった

今日は比較的重めの任務だった為
このタイミングでお顔を拝めるなんて、ラッキーにも程がある
なんなら、疲れが一瞬で吹き飛んでしまった

ナ「声をかければいいのに」

後から降りてきたナターシャが
ポンポンと肩を叩く

『そんな恐れ多い事できないです…』

ナ「大袈裟、彼結構話しやすいわよ」

『私は遠くで見てるだけでいいんです!
それに…私のような子供が話しかけては、彼に』

ナ「スティーブ!バッキー!」

『って、ナット!!!』

言い終わらないうちに、ナターシャは彼らに向かって大声で呼びかけた
私は慌ててその場から立ち去ろうとするも
彼女によってガッチリ掴まれた腕に行手を阻まれてしまった

彼らはこちらに気付いて、駆け寄ってきている

『ち、ちょ、離してください!
無理です!本当に無理!頭が沸騰します!』

ナ「だから大袈裟よ
いい?いつまでも遠くで眺めてるだけじゃ何も変わ、」

『あ!バナー博士!』

咄嗟に思いついた作戦だったけど
彼女の気をそらすには十分だった
一瞬、腕の力が緩んだ隙に
全速力でその場から逃げ出した

ナ「あ、ちょっとA!!」

途中、彼らとすれ違うも
見ないようにその瞬間だけ目をつぶって走り抜けた

キャ「やあナターシャ、さっきのはAだろう?相変わらずすばしっこいな」

ナ「…ええ、スティーブ
あの子ったらこの期に及んで逃げたわ
…ブルースの名前を使ってね!」

キャ「ははは!それは考えたな
僕はてっきりあの子の為に呼ばれたのかと思ったよ」

やれやれと両の手の平をあげるナターシャと
全てを理解しているような口ぶりのキャプテン

バ「…あの子って、あの小さいのか?」

ナ「そう、A・ハントって言うの」

バ「ああ、スティーブが良く話してる」

ナ「いい子よ」

そうか、と一言だけ返した彼は
走り去っていく彼女の方へ目をやる

キャ「じゃあナターシャ、ゆっくり休んでくれ
バッキー、いくぞ」

ナ「バッキー、もしあの子と任務が一緒になったら
助けてあげて、色々と危なっかしいから」

バ「ああ」

そう言いながら、キャプテンにウィンクを飛ばしたナターシャ
彼も、何の事か察したように片眉を上げて、笑ってみせた

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時々雨(プロフ) - 更新されることはもうないのでしょうか……。他のMARVEL小説も読ませて頂きとっても幸せでした!もし続きがあるならキャプテンとはどう吸血しているか描写が気になります! (2022年1月27日 1時) (レス) @page23 id: 6532c97378 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Mei (M-tAnt) | 作成日時:2021年8月28日 2時

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