勝手な私を (ページ8)

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No.8 ページ8

『...とりあえず、元の世界に戻れるまでうちに置く...』

私はいろんなトリップ小説を読みながらそう言った。

爆豪「あ"？ふざけんな！俺はこんなところでちんたらしてる場合じゃねーんだよ！！学校に行かなきゃなんねーし、今この時にでも、あいつらはヒーローになるために____！」

『大丈夫、向こうの時間はきっと止まってる。今はこうするしかないんだよ、爆豪。』

そういうと爆豪は舌打ちして座り直した。

それを見て私は財布を持ち玄関へ向かった。

『(逆トリの夢小説ではキャラの服とか下着を買いに行くんだよな。下着...。連れて行ったほうがいいのかな。...いや、さっきの集団がまた出来るのは避けたいな。)』

爆豪「どこ行くんだよ」

『...買い物。しばらく家にいることになると思うから着替えとか買いに行かないと。』

爆豪「チッ」

『(また舌打ち...)』

と思いながら、ドアノブを捻ろうとすると後ろから「帽子、貸せ」と聞こえた。

爆豪「俺も行く。お前の選んだ下着なんかつけれるか。」

『...』

意外も意外。
買い物についてくるなんて。

私は、あの雄英のジャージのままじゃさすがに目立って困るので自分のジャージと男女兼用の帽子を貸した。