勝手な私を (ページ7)

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No.7 ページ7

私は家へ爆豪を連れて帰って来た。

そして、爆豪を適当に座らせヒロアカの漫画を取り出しパラパラとめくった。

『(轟との戦いで...爆豪が勝って...ミッドナイトが...あ。)』

この先から、真っさらに消えていた。

未来が変わるからか...。

やっぱり爆豪はトリップしてきたんだ。

私はヒロアカの漫画をもち、爆豪の前に出す。

『怒らずに聞いて。』

爆豪は先程からずっと、イラついていた。

『簡単に言うと、爆豪はこの世界の人間じゃなくてこの中の人間なの。』

そう言って、漫画をポンポン、と叩く。

爆豪「あ？」

何言ってんだ、と言う目で見てくる爆豪に漫画を一冊渡す。

『覚え、あるでしょ。』

爆豪「...」

爆豪はまじまじと漫画を見る。

『どうやってか、わからないけど爆豪はこの世界からここの世界にトリップした。』

爆豪「はっ、それこそ漫画やアニメの話だな。」

爆豪はそう言うが、受け止めてはいるらしい。

『...帰る方法はわからない。あるのかさえ。』

爆豪「ふざけんな、俺は絶対に帰る。」

『わかってる。』

お願いだから怒らないで。