好きって言ったら【赤】 (ページ3)

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「うっそやん」
　

　
今すぐ校内全力ダッシュして
　
" のんちゃん、好きなひとおるんやって！ "

って叫びたい気分。
　
　
　

　
「うん、やめて？」

「エスパー？」

「違うわ」
　
　
　
　

　
　

　
そんな感じでのんちゃんとイチャラブ(違う)してると、廊下から足音が聞こえてきた。
　
　
誰やこの足音、うるさいわ
　
　
　
　
「あ、おった。小瀧！A！」
　
　
「しげやん！、どおりでうるっさいと思ったわ〜笑」
　
　
　
足音の正体は、重岡大毅。
　
そう、皆さんご存知、うちの好きな人。
　
　
　
　
　

　
　
　
「何、またイチャついてたん？」
　
　
「違うわバカ！」
　
　
重岡だけには絶対誤解されたない。
　
ニヤニヤしてるのんちゃんを再び睨みつつ、全否定する。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
「へぇ？俺のAやと思ってたんやけどなぁ」
　
「…は!?!?」
　
　
その瞬間、顔に熱が集まったのを感じた。
　
重岡は、普段アホみたいにしてるクセに、急にこういうこと言い始めるから困る。
　
　
　
　
　
　

「…いつからあんたの物になってん」
　
　
うちは重岡の前だと、いつも素直になれない。
　
　
　

　
　
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