生意気な弟なのに…【NS】 ページ32
Sside
現在、俺は高校三年生。進路に関して悩みが多い時、母親が新しい父親と結婚し、俺の家にその父親と義理の弟 (高校一年生) が住み始めた。
「翔くん、先に行くね。ママ、行ってきま〜す。」
「行ってらっしゃい。お仕事、頑張ってね。ほら、翔も！」
俺は一礼だけした。
変に反抗してるのも俺の性分には合わないし、かといってすぐに切り替えが出来る程、優秀…いや、ロボット人間では無い。
「嫌なの？」
「…母さんは早すぎるんだよ。俺ももうすぐ行くから…。」
「翔さんと弟である私、同じ高校なんて良い巡り合わせだと思いません？」
「……君は空気を読めるようになってくれない？」
「ずっと、私を君って呼びますね。私には名前がありますよ、和也っていう名前が。」
いちいち突っかかってくる。
同じ高校なら、もっと真面目な優等生というか、インテリ系と思っていたが、予想を遥かに超えて、悪知恵を働かせる嫌な奴だった。
「いつも翔さんが早起きして、すぐに家を出て行って…偶には一緒に登校しましょうよ。」
「うるさい。俺に話しかけるな。」
第二の父親とその息子が来てから、俺の日常は変わってしまった。平穏な朝を、日々を返してくれ。
「和也君、ごめんねぇ。翔は本当は優しいのよ。多分、今は遅めの反抗期なのよ。」
「母さん、余計な事、言わなくていいから。俺、行くから。」
「大丈夫ですよ、お母さん。私は気にしてませんから。さぁ、翔さん、行きましょ！」
グイグイ引っ張られる。
義理の弟はいつの間にか母親を骨抜きにして、たらしこんだ。どうやら、彼は人たらしのようだ。まぁ、俺はコイツに流されない。
気を確かにもたないと和也という存在に俺は侵されてしまう。
「引っ張るな。俺は業務連絡以外、お前と話す気は無い。」
「業務連絡って会社ですか？翔さんのつまらない意地を張る戦いは、いつまで続くんですかね。」
分かってるなら、関わらなければいいと思う。俺は義理でも何でも弟なんて認めない。特に彼みたいなタイプは本当に苦手で嫌悪しか浮かばない。
「そんなに私が嫌いですか、翔さん。」
その「翔さん」呼びも気に食わない。
気安く呼ばないでもらたいたい。
「弟なんて思えない。」
「へぇーじゃあ、私は何ですか？友達、それとも、後輩、はたまた、恋人…なーんて冗談ですよ。」
冗談を言って笑わせる。
俺は一切、笑わなかったけどな。
「ジャパニーズジョークですよ、翔さん。」
腹立つ奴が現れたよ。
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山風無限(プロフ) - ヒールさん» コメントのお返事、ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！！！！！一応、完結しましたが、もしよければ、他の作品も覗いて見て下さると幸いです(o^^o)今までリクエスト、本当にありがとうございました！！！！！ (2018年10月31日 23時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ヒール - 山風無限さん» ありがとうございます！！！！大丈夫でした！！！！！ (2018年10月31日 21時) (レス) id: 615327e9c8 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヒールさん» こんな感じで大丈夫でしょうか？期待に応えられているのか分からなくて…すみませんm(_ _)m 後、勝手に【MS】にさせて頂きました。残り数話ですが、この作品にお付き合いして下さると光栄です！ (2018年10月28日 23時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヒールさん» コメントありがとうございます！中途半端に終わらせてすみません！！続き、書きます！展開に迷って先延ばしにしてしまいましたm(_ _)m 期待に応えられるような続きを頑張りますので、これからも宜しくお願いします！！ (2018年10月21日 12時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ヒール - リクエストありがとうございました！ 新しいリクエスト失礼します、前にリクエストしたデビューしたての嵐さんを招いてコンサートに行くの続きをお願いしてもいいでしょうか…？ (2018年10月21日 10時) (レス) id: 58f29e697e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限 | 作成日時：2018年7月5日 18時
