☆ ページ17
Nside
「翔さん、そういうのは奥さんにやるんですよ。もうお会計しません？」
「にの、おれのこと、すきなんでしょー？」
私の言葉を綺麗に無視し、翔さんはニコニコと微笑んでいる。完全にお花が咲いている。
私は呆れつつ、これ以上、飲ませてもダメな気がして、家で飲もうという嘘を口実に翔さんの腕を取り、居酒屋を何とか出た。
結構な飲食代の出費に少し落胆しつつ、私は翔さんを引っ張る。
「にのんちー、んふふ。」
翔さんの家、分からない。どうしよう。
タクシーに乗ると翔さんが私の肩に頭を乗せてきた。それにドキドキと胸を高鳴らせたのは私だけの秘密にしておこう。結局、私の家の周辺に止めてもらった。これまた、痛手の出費。私、意外と倹約家ですかね。
「たかそーなマンションだねぇー。にのんち、なんかいー？」
こうなったら、泊まらせるしかない。
ごめんなさい、翔さんの奥さん。
何とか、家に着いて、上がらせた。
部屋の掃除しておいて良かったー。
いや、いつも汚い訳では無いが…。
でも、まさか、翔さんをここに連れてくるとは思っていなかったけど、綺麗に片付いているし、今日は私はソファーで寝るしかないな。
辛うじて、ベッドはダブルベッドなんですけど、流石に男二人が同じベッドっていうのは、いくら、翔さんの事を好んでいてもドン引き。
「きれーだね、なにもかも。ねぇ、のみなおそ。にのの部屋で飲んだら、更にのんじゃうかもー。」
マジかよ…。
このまま、寝るつもりだったんですけど。
翔さんにうるさいくらい、せがまれるので、私は冷蔵庫にこれでもかっていうくらいキンキンに冷やされている缶ビール二つとおつまみになるお菓子をテーブルに置いた。
結局、私も飲むっていう…。
翔さんには敵わない。
「ぷはーっ！うまっ！キンキンに冷えてるね。」
「翔さん、程々にして下さいよ？」
「にのと会えたら、お酒が進むんだもーん。んふふ。」
「貴方、既婚者ですよ？奥さん、心配しますよ？」
「だいじょーぶ。友達と飲んでくるからって連絡したもーん。」
「浮気と勘違いされても知りませんよ？」
「にのとなら、浮気してもいいかもー。だって、こんなにやさしーの、にのぐらい。んふふ、ねぇ、にの、おれがけっこんしてどう思った？」
「そんなの……おめでとうって思いましたよ。」
「うしょだね。にの、おりぇのこと、しゅきだもん。」
呂律、回ってないんですけど。
てか、だもんって…。
ホント、翔さんはズルい人…。
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山風無限(プロフ) - ヒールさん» コメントのお返事、ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！！！！！一応、完結しましたが、もしよければ、他の作品も覗いて見て下さると幸いです(o^^o)今までリクエスト、本当にありがとうございました！！！！！ (2018年10月31日 23時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ヒール - 山風無限さん» ありがとうございます！！！！大丈夫でした！！！！！ (2018年10月31日 21時) (レス) id: 615327e9c8 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヒールさん» こんな感じで大丈夫でしょうか？期待に応えられているのか分からなくて…すみませんm(_ _)m 後、勝手に【MS】にさせて頂きました。残り数話ですが、この作品にお付き合いして下さると光栄です！ (2018年10月28日 23時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - ヒールさん» コメントありがとうございます！中途半端に終わらせてすみません！！続き、書きます！展開に迷って先延ばしにしてしまいましたm(_ _)m 期待に応えられるような続きを頑張りますので、これからも宜しくお願いします！！ (2018年10月21日 12時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ヒール - リクエストありがとうございました！ 新しいリクエスト失礼します、前にリクエストしたデビューしたての嵐さんを招いてコンサートに行くの続きをお願いしてもいいでしょうか…？ (2018年10月21日 10時) (レス) id: 58f29e697e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限 | 作成日時：2018年7月5日 18時
