実況者の日常44 ページ9
紫side
『…10時か。10時?雨降ってる。』
雨か。
『なんで。なんで。サーちゃんが記憶喪失に
ならなきゃいけないの?
俺が呪いの子だから?忌みの子だから?サーちゃんは何も悪くない。
俺が悪い。全部。全部。全部。全部。全部。全部。全部。全部。
俺が悪い。俺が悪い。俺が悪い。俺が悪い。俺が悪い。俺が悪い。
きっとそうなんでしょ?どうして。』
ガラガラガラ
鬱「紫!危ない!」
『あ。』
気づいたら窓を開けて立っていた。
鬱「馬鹿!」
『ごめんなさい。ごめんなさい。ヒック』
鬱「わかったから。泣くなって。」
『俺が悪い。俺が呪いの子だから。サーちゃんが。
サーちゃんが!記憶喪失になっちゃったんだ!俺のせいなんだ!
俺が悪い!全部!全部!全部!全部!全部!全部!全部!全部!
あはは!俺は生きる価値がない!あはは!』
コ「何事?って!紫!お前!目の色!可笑しい!」
鬱「落ち着け!」
『ずーっと。ずーっと。思っていた!死にたいって!消えたいって!だから!』
いつの間にかカッターを持っていた。
ロ「大先生?遅いから来た…って紫ちゃん!?何!物騒なの持っとるんや!はよ!捨てなさい!」
『ロボロサン?ゴメンなさい。』
コ「鬱先生!どうするんや!止めるか!?」
鬱「紫!しっかりしろ!」
『鬱兄貴?俺はシンダホウガマシカナ?』
鬱「何!言ってるんや!」
鬱兄貴は俺からカッターを取ろうとした。
『や!離して!』
鬱「嫌だ!お前が死んだらどないすんねん!」
『俺の人生だから!!離して!』
当然無理男性の力には勝てないわかってる。
鬱「悪い。ロボロこれ持っててくれ。」
ロ「ええよ。」
『生きる価値がない!から!カッター返して!』
鬱「本気で言ってるか!?それ!」
『っ!そうだけどっ!いやなんだ!呪いの子呼ばわりサレルノガ!』
ギュッ
鬱「そうか。それは辛かったな。でもここにおる奴らは紫の味方や安心せい。」
『ホンと?』
コ「あぁ!」
ロ「もちろん!」
鬱「な?」
『ぅん。ごめんなさい。迷惑かけて。』
鬱「落ち着いたか?」
『うん。』
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作者名:-misaki- | 作成日時:2018年5月16日 17時