あの子と言う花SECOND 【実/況/者/小/説】 (ページ44)

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実況者の日常６７ページ44

美咲side

私は暫く放心状態になってしまった。

その間、私は静かに涙を流しながら天井を見上げていた。

キ「美咲、戻ってきたよ」

キヨが、戻ってきた…？

『！！キヨ…本当に無事なの…？』

キ「ああ！心配させてごめんな？」

私に優しく話しかけてくれるキヨ。

本当にキヨは生きてるんだ…

『ううん…私キヨが戻ってきてくれたそれだけで嬉しいの…』

キ「そっか、ありがとな」

キヨは私の頭を撫でてくれた。

『そういえば、ユーちゃんは？』

キ「先に家に帰ったよ」

『そっか、私もう帰れる？』

キ「多分帰れると思うぞ」

そういえば私が放心状態だったのってキヨが看護士さんに呼ばれて行ったからだよね…

『…もしかしてキヨ私が病気なの…知っちゃった…？』

キ「ま、まあ…でもだからと言って美咲のこと嫌いになるとかないから安心…出来るか？」

『ごめんね、鬱病の妻がいて…もう迷惑かけないって決めたのに…』

キ「大丈夫。俺は美咲が居ないと生きていけないから俺には美咲が必要なんだ」

キヨには私が必要？

『不必要の間違いじゃなくて…？』

キ「そうだよ」

『そっか、私少しキヨのこと信じてみるね…！っていうか信じてないわけじゃないんだけど…』

キ「分かってるよ。來香も待ってるし家帰るか！」

『うん！その後ユーちゃんに会いに行ってもいい？』

キ「勿論いいぜ！早く帰らないと來香お母さーんって泣いてるかもよ？」

『ふふっ！大丈夫、來香は強い子だから』

キ「そうだな！ちょっと紫にも家に来るようにメールしとくわ」

『うん！』

來香が心配してる…か…本当にそうなのかな…

キヨ、なんてメール送ってるんだろう…

～キヨのメール～

美咲がユーちゃんはって心配してたぞ。

家まで来て美咲に楽しんでもらえるようにパーティーしようぜ！

鬱さんとかも誘って！

後、話あるから紫だけでも絶対来いよ、いいな？

俺んち集合だからな！？

ちょっと遅めに帰るから來香に美咲が居なかったこと心配させるようなこと吹き込んどいて。

今回は美咲のためだから許す。

何か美咲が好きなもの買ってきてもらえると嬉しい。

よろしくな！

キヨ結構早く指動かせるんだな…

キ「ちょっとゲーセン寄ってから帰ってもいい？」

『いいよ』

私達は病院の人に許可を貰うと病院を出た。