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実況者の日常55 ページ26

美咲side

あ、喘ぎ声?下ネタ?純粋?

私の知らない単語が飛び交う。

私も会話に入りたいけど…分かんない…

何で私記憶なんか忘れちゃったんだろう…?

取り合えず聞いてみよ。

『あの、喘ぎ声とか下ネタとか純粋って何ですか?』

キ「あ、えっと…美咲は知らなくていいよ」

紫「あーあ、キヨさーちゃんの純粋を壊し始めちゃった」

『え、教えてください!!皆さんが知ってるのに私だけ知らないなんてヤダです!!』

キ「美咲、それは可愛いけどヤダですじゃなくて嫌ですって言おうな?」

『分かりました…ごめんなさい…』

私いけないことをしちゃったかな…

フ「キヨ、美咲さん落ち込んじゃったよ」

キ「あー、別に怒ってるわけじゃないからな?そう落ち込むなって」

『落ち込むとは?』

キ「落ち込むってのは気分が暗くなるっていうか、泣きたくなる感じ」

『なるほど…』

紫「キヨってさ、説明苦手でしょ。サーちゃんを見る資格はないよ」

キ「はあ!?説明は下手でも美咲といるかどうかは違うだろ!」

キヨさんが本気で怒る。

怖い。

私は腰を抜かしてしまい、その場に座り込んでしまった。

紫「何本気で怒ってるの?そんな剥きになんなくていいじゃん」

私は二人のやり取りに恐怖を感じた。

体が震える。

牛「大丈夫、二人とも本気でやってるわけじゃないから」

牛沢さんは私に近づいて来て、頭を撫でてくれた。

でも怖い…

何かが壊れてしまうようで…

怖い…

私は息苦しくなる。

苦しい、痛い、怖い。

『はあ…はあ……はあ…』

涙が出てくる。

何で?

私の過去に関係があるのかな…

私は自分の首を絞めるように抑える。

ヒ「あ、えっと美咲さん、このウサギさん可愛いよ!触ってみない?」

ヒラさんが私に声を掛けてくれる。

『あ…は……い…』

私は吐き出せない思いを伏せ、声を出す。

レ「キヨ君、ちょっと美咲さんのこと考えた対応せなあかんよ」

鬱「紫もキヨさん煽るなよ」

紫「別に煽ってないよ…」

キ「俺はマジになってた訳じゃないんだけどな…」

ロ「取り合えず、美咲さんと遊んできな」

そんな会話が聞こえる。

これも私のセイ。

『ごめん、なさい…』(ボソッ

私は謝りながらウサギを触っていた。

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作者名:-misaki- | 作成日時:2018年5月16日 17時

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