あの国民的アイドルの妹は...。１３ (ページ14)

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ワスレナグサ第5話ページ14

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( 先生の家でのシーン )
( 柚花視点 )

「お邪魔しまーす...」

ある日の休日。
なんと今日は先生の家にお泊り。

付き合うことになって数ヶ月が経ち、先生はバイト先に度々顔を出してくれるようになった。

コーヒーのブラックをいつも頼んで、私のバイト終わりと近ければ送ってくれたりする。

むしろそれをめがけてきてくれて来てくれたりもするんだ。

でもまだちゃんと一緒に過ごしたことがなくて、一緒にいたいって素直に言ったら「俺の家来る？」って言ってくれた。

それもお泊りで。

高校生のときはそんなことを出来るなんて考えてもいなかったし想像もしていなかった。

「適当に座って」

先生の家はワンルームのマンションで先生らしくシンプルで落ち着いた色合いの家具が置かれていた。

とりあえず言われた通りに座ってみるけど、緊張しすぎてどうしたらいいのかわからない。

部屋から香る先生の匂いと、今日お泊まりをするという状況に私はどういう心構えをしたらいいのか...。

だってもう高校生じゃないし成人した身だから、あれでしょ？

そういうことだってできるわけで。

高校生のとき先生は優しさからかキス止まりでそれ以上はしないでくれていた。

私はよかったのに、高校生と社会人じゃやっぱりどこか恐怖からか出来なかったんだ。

...考えたら尚更緊張してきた。