あの国民的アイドルの妹は...。１３ (ページ11)

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#4 ー Side Arioka. ーページ11

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有岡「どこが好きなの？どこがいいの？」

そうとなったら聞かないと気が済まない！
山田の隣に座って質問を投げかける。

伊野尾「あ、Aちゃん可愛いね」

その俺の声が耳に入ったのか近くにいたこの人は、山田の持っている雑誌を見ながら入ってきた。

山田「絶対見るな！」

伊野尾「え～なんで。独り占めは良くないよ」

伊野尾ちゃんは、簡単に山田から雑誌を奪ってめくっている。

伊野尾「あ、これ見せたくなかったの？えっち～」

有岡「え、なになに？」

...まぁ、俺達もれっきとした男な訳で。

Ｖネックから覗く女の子にしかない膨らみにドキッとしたのは言うまでもない。

伊野尾「Aちゃんって顔に似合わず大きいもんね～」

山田「うるさい！俺はそれで好きになったんじゃないの！」

おお！やっぱり山田はAちゃんが好きなんだ。

有岡「じゃあ、どこが好きなの？」

山田「あぁ～もう！全部だよ！」

山田も抵抗するのを諦めたのか怒りながらも教えてくれた。

...でも言えないけどAちゃんはタマと付き合ってるんだもんなぁ。

叶わないんだよね、山田の恋は。
応援してあげたい気持ちはすごくあるけど。

俺はどうしてあげたらいいんだろ。

でも山田は人見知りで今はこんなに悩んでても意外と肉食だからAちゃんにアタックするのかな。

有岡「Aちゃん、手強いと思うけど頑張れ！」

今はこれでいっか！