あの国民的アイドルの妹は...。１１ (ページ17)

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私は別に悪いことをしてない。

浮気をしたわけでもないし。
何なら裕太以外の人と付き合ったことないもん。

A「私は今後も絶対他の人達との絡みをやめたりしないよ。楽しいし。それに絡みをやめたら仕事にも影響する」

絡みをやめてもし次に共演することがあったら、気まずい空気になるのはわかってる。

裕太と別れたときもそうだった。

連絡を取るのをやめて話すのもやめたとき、歌番組で共演してすごく気まずかったんだ。

玉森「じゃあ今日は？もし襲われたらどうすんの？俺がいたから何もなかったけど」

A「もぉ...、しつこい」

玉森「何度も言うけどAは男の力には敵わないし、大ちゃんだって優しそうに見えて力はある。俺だってそう」

裕太はベッドに座っていた私の手首をぐっと掴んで、そのまま私を押し倒した。

そのときの裕太の顔は今まで見たことないくらい、怒ってるような、何とも言えない表情をしていた。

玉森「...どうしたらいいかわかんない」

A「え？」

玉森「束縛したりするタイプじゃないって思ってた。それなのにAといると違う自分が出てくる」

A「...うん」

玉森「ごめん、喧嘩するつもりなかったのに。...顔洗わせて。冷静になってくる」

私から離れた裕太は寝室から出ていった。

裕太はあまり怒るタイプじゃないし、何かあったとしても冷静に優しく対処してくれる。

喧嘩なんて昔の頃もなかったし。

だから裕太があんな表情を見せたのが驚いた。