あの国民的アイドルの妹は...。１ (ページ17)

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相葉さんページ17

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そのあとも楽しく話したり真面目な話をしたりして時間は過ぎていきお兄ちゃんの「そろそろ解散する？」という言葉がかかるまで話は途切れなかった。

翔「会計どうしようか。割り勘でいい？」

雅紀「いいよ！」

A「何円？」

翔「Aは払わなくていいよ。俺が払うから」

財布を出したのを止めたのはお兄ちゃん。
こうやって出掛けたときはいつも払ってくれる。

だから、一回だけ都合が合ってお姉ちゃんと弟と一緒に誕生日を祝ったときもお兄ちゃんが払おうとしていて慌てて止めたことがあった。

お兄ちゃんだから当たり前になってるのかもしれないけど。

結局今回も出してくれてタクシーが到着したときに外に出た。

3台来てるタクシーを何人かで分けて乗る。

私が乗るタクシーには家が近いってのもあって相葉さんと。

私の家と相葉さんの家は徒歩で10分弱。
意外と近くてコンビニに行くと頻繁に会う。

会う頻度も多いからかお兄ちゃんを抜いた4人の中で一番気軽に話せるのは相葉さんだ。

タクシーの中でも他愛もない話をして目的地に着くまでずっと笑わせてくれる。

「着きましたよ」

A「あ、はい！」

気付いたら目的地に着いていて、財布を出しタクシー代を相葉さんに渡した。

雅紀「え、いらないよ！」

A「じゃあ、せめて半分だけでも...」

雅紀「うーん...わかった！半分だけね！」

相葉さんはしぶしぶではあるけど私からお金をもらってくれた。

A「では、また今度」

雅紀「また飲みに行こうねー！」

そう言って手を振る相葉さんに私も振り返すとタクシーは動いて消えていった。