タラレバ話 ページ22
お互いプロヒーローになって数年
2年前に無事、結婚した私たちは
仕事で忙しいけれど、それなりに幸せに暮らしている。
今日は勝己も仕事が早めに終わり、
久々に外でご飯を食べ、家に帰って飲み直していた
勝己が開けた少しだけ高いワインを
少しずつ飲む。
なんでもない日に贅沢するって楽しい。
2人で並んでソファに座る
お酒にそんな強くない勝己は私の肩に頭をのせて、機嫌が良さそう。
そんな中、テレビからは
あるプロヒーローが引退するというニュースが流れてきた。
仕事柄そういうニュースは報道される前にに伝わってくる。
だから驚くことはないけれど、少しだけ寂しくなった。
画面の中ではヒーローは笑顔で会見していて
周りの記者もお嫁さんや子どももみんな笑っていた。
引退したら、ヒーローの育成に関わりたいと
現場で行っていたのを思い出した。
これから彼はその夢を叶えていくのだろう。
爆豪「なぁA」
A「ん？」
勝己の声で肩が少し振動する。
爆豪「俺たち、引退したらどーする」
てっきり寝ていたものだと思っていたが
ちゃんと見ていたのか。
A「そーだねぇ………」
未来のことを考えてみる。
私たちは何をしているのだろう。
A「思いつかないなぁ。勝己は？」
爆豪「そーだな……引退したら、貯めた金で
2人で店をやる。儲かる儲からないなんて気にせずに。それで昔の仲間とか呼んで、毎日楽しければ良い。」
A「…素敵だね」
勝己と2人で店をやる、か。
みんなに美味しいものたべさせて
お酒飲んで………
未来が楽しくなってきた
しばらく2人でどんな店にするか話しているうちに勝己は眠ってしまい
ブランケットをかけて、テレビを消す。
酔い覚ましに窓を開けると、心地いい風が入ってきた。
目を閉じて風を感じる。
、
、
誰でもいつかは、顔も手もシワだらけになる。
きっと、腰も曲がってしまうだろう。
若い時は老いてしまうのが嫌だったけど、
今は勝己がいる。
一緒に老いたいと、
私が初めて思った人だから。
これからの長い人生、
ともに歩くのは勝己がいい。
。
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少女 A.(プロフ) - 「可愛いの一言」でソース顔とありますが、しょうゆ顔では？ (2019年10月21日 3時) (
レス) id: 2bf9d410f2 (このIDを非表示/違反報告)
よにきい(プロフ) - リンさん» ありがとうございます。なかなかhit数伸びないので凹んでいたのですごく嬉しいです。拙い文ですがぜひこれからもご愛顧ください。 (2019年7月30日 11時) (レス) id: 8454eeb3a4 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - やばい好きです…!!!!!こうゆう、無意味にイチャイチャするの読みたかったんです!!!!!!!何か元気出ました笑!!!!!これからも楽しみにしてます!!!!頑張ってください!!!!!!!!!!!!!!! (2019年7月30日 8時) (レス) id: a7e144bb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よにきい | 作成日時：2019年6月29日 11時
