部屋の隅のホコリ的なアレ【d!】 (ページ41)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:54,484 hit

〃ページ41

…

・オスマン

「Günaydın. Bugün hava güzel!」

「Günaydın. Bugün de çok tatlısın.」

「わぁ、何言ってるかわかんないです」

「分からんでもええんやない？」

じゃあな、俺は仕事があるから。と言って颯爽と去っていったオスマンさん。いつもの格好とは少し違う枢機卿モードだったので、枢機卿としてまた教会に出向くのだろう。

「検証結果、オスマンさんはトルコ語ばっちり」

・コネシマ

「Buon giorno. È una giornata molto bella oggi!」

「Buon giorno.……I tuoi occhi, tuo sorriso, la tua risata, il tuo sguardo quando parli con me: tutto mi fa venir voglia di te.」

「え、待って長い長いわかんないわかんない」

「ただの挨拶やで」

窓辺でタバコを吸うコネシマさんに近寄り挨拶すると、ぐしゃぐしゃと頭を撫でながらそう返された。検証の時は落ち着きシマとの遭遇率が高いな、と思った。

「検証結果、コネシマさんは……なんかすごい」

「ふは、なんやねんそれ」

・鬱

「Bonjour chéri!il fait beau aujourd'hui」

「Bonjour chérie！なんや玲於ちゃん、面白いことしとんなぁ。」

「われわれちゃんねるです。」

へぇ、じゃあフランス語は勉強したん？と問いかけられる。それに対して少しだけ、と返せば鬱さんはこう続けた。

「J’ai besoin de ton amour.」

自然な動きで私の手をぬぐい、手の甲にキスを落とす。使われていないてはポケットに突っ込まれたままなのにも関わらず陽の光もあって様になっているその姿は、きっと国民の女性達が見たら大発狂モノだろう。
水滴を払う時のように鬱さんの唇を払って、カメラを鬱さんの間抜け面に寄せた。

「検証結果、鬱さんはナンパ師」

…