部屋の隅のホコリ的なアレ【d!】 (ページ25)

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たのしいおべんきょう【zm】ページ25

※薬物が出てくるし女の子優位
自我強いし頭いってる

……

「ゾムさぁん、お薬おいし？どう？」

「ハ、………」

「だいじょーぶ、媚薬とかじゃないよ。ただちょっと…頭がブッ飛ぶお薬♡」

「クソっ……！」

両手両足を鎖に繋がれ大の字になっている軍の幹部のゾムさん。下は脱がしてないけど上はインナーだけだから寒いかもなぁ、と他人事のように思った。

「なんでこうなってるかわかります？教えてあげてもいいですけど」

下を向いているゾムさんの顎を上げてその綺麗な瞳を覗き込む。ゾムさんは悔しそうに歯ぎしりをして必死に私から顔を背けた。

「もう！あんまり拒否されると私悲しいから、も〜っとお薬ぶっ刺しちゃうかもよ？いいの？」

注射器を首元に寄せて突き刺すふり。ゾムさんの息が詰まる音が聞こえてちょっとだけ楽しい。

実はゾムさんがこうなっているのに、ゾムさんは関係ない。

ただ私が軍の機密情報が欲しかっただけなのだ。大金を積まれてしまったのでしかたなーくいじめている。仕方なく。私の意思じゃないもんね。

「ねぇゾムさん苦しい？苦しいよね、恥ずかしいよねぇ。女の私1人に捕まえられて縛られてお薬盛られて。しかもこーんな古めかしい薄汚ァい部屋で。君のGPSは壊しちゃったけど、お仲間さんはここが分かるかな？」

あれ、反応がない。と思って顔を見たけど意識はしっかりあるみたいだ。薬が聞く頃だから眠りたくても眠れないだろうけれど。
私がゾムさんに持ったのはいわゆる覚醒剤。すごぉく高いやつ。を、たっぷり吸ってもらった。
我々国は薬に厳しいことで有名だからこういう類のものを吸ったことがない彼はきっと苦しいことだろう。

「私ね、君の国の機密情報が欲しいんだ！例えば軍の設備とか配備数とか、色々？正しく言うなら私が欲しいんじゃなくて私の期間限定のご主人の……あ、国の名前は出せないか。ご主人が欲しいって言ってるの！だからごめんね？私だってこんなことしたくないんだよぉ。許してね」

ゾムさんは意味がわからないとでも言いたげな顔をした。そりゃそうだ、意味がわかってもらっては困るから。この会話だって聞かれているし。ご主人は頭悪いけどさすがに直接的な言葉は使えない。

「ゾムさん。私の言うこと、よぉく聞いてね。」

お得意の笑顔を見せて首を傾げる。嫌そうな顔をしてゾムさんは目を伏せた。

…