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「A、A!朝なの!起きるなの!」
「んん…あと5分…。」
「もう5回目なのー!」
ご覧の通り私は朝に弱い。
私にとっては12時までは朝。でもエマやエミリーは8時には起きているらしい。怖いね。
でも正直、私じゃなくて荘園のベッドが悪いと思うの。柔らかくて、あったかくて、いいにおい。
私が前寝ていた時は、寒くて、臭くて、煩くて、固くて、痛かった。
「…ん、起きる…。」
渋々起き上がって伸びをひとつ。眠い。
起きたくなかった。でもエマのことあんまり困らせたくないしね。(充分困らせてる)
「やっと起きたの…早く行くなの!今日はAの初ゲームなの!」
…ん?初ゲーム?
罰ゲームじゃなく初ゲーム?ああそういえばそうだった。
この荘園の招待状には、”貴女へ素敵なゲームを”と書いてあった。気がする。
「えぇ…怖いんだけど…美智子さんだといいなぁ…。」
廊下でボヤく。だってだって私今日だなんて思ってなかった…1週間後とか…。まぁここの荘園の主って人はなかなかにおかしいらしいからしょうがないんだろうね。そうだね。
「…誰と行くの?」
「確か、マーサ、あとイライさんとナワーブくんだったなの!」
「マ?…つらたにえん…」
その2人ってあれじゃん…チビとフクロウオトコ…。シンプルに無理…。
「それって代われないの…?」
「多分無理なの!」
無慈悲すぎて泣きそう。
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紅茶 - はじめまして!この作品めちゃくちゃ好きです…!!更新大変だとは思いますが頑張ってください!! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 9ce8ebd643 (このIDを非表示/違反報告)
ヒッサーメ・ビンジョルノ(プロフ) - 結城@ハスター教信者さん» 優しい人…!!!ありがとうございます…!!! (2020年2月25日 0時) (レス) id: 3046be83b8 (このIDを非表示/違反報告)
結城@ハスター教信者(プロフ) - 番外編反映してないです。 (2020年2月24日 21時) (レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒッサーメ・ビンジョルノ x他1人 | 作成日時:2020年1月4日 0時