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「うわ来てる絶対来てる…」
咄嗟に船から飛び降り加速して逃げている訳だが、これは。まずいですよ。
なんたってこいつ射程広い足速い怪力!!!!!助けて誰かもう60秒チェイスしてるよぴえん。
取り敢えず時間稼ぎにでっかい岩の周りをぐるぐるしてる。そろそろ追いつかれそうって話する?する余裕ないけど。なんだかんだ30秒近くチェイスしていると、ヘレナの『暗号機寸止め完了!』というチャット。
未だに私は『ハンターが近くにいる!』チャットを打ち続けている。それをみたのか、あのチビが『動かないで!手伝うよ!』と。…?手伝う?と疑問に思っていると遠くから近ずいて来るチビ。
写真家はとにかく私狙いなのか、舌打ちして私を追い続けている。こわ。いつの間にかチビも近くにいて、それでいて私がそろそろ殴られる、って時。
写真家がサーベルを振り上げた瞬間、恐ろしい程に早く間にチビが入ってきて、私は無傷。チビは1回殴られた。それと同時に全部解読が終わって、このチビは中治りをしたらしい。
「何してんの!?!?!?」
いやマジなんで私助けてんの?頭おかしくなった?
「テメェを助けに来たんだろうが!早く逃げるぞ!」
チビはそう言って私の手を強く掴む。いた。いたいよ????ねぇ????まぁそんな事言わせて貰えなさそうな雰囲気だったので黙りましたけどね!
にしてもこいつ早くない?今は手を引かれている訳だが、正直全力疾走してるのに転びそう。なんなら何回もつまづいてる。
なぜこんなに走っているのかと言うと、空いているゲートは遠い方だけだから。コイツが先回りされないようフィオナさんとヘレナに先に逃げるよう言ったらしい。それはいい。
「なんで私を助けに来たの!?3逃げ出来たじゃん!もうじき追いつかれるからサベダーは肘当てでもなんでも使って逃げろよ!」
「駄目だ!」
物凄い剣幕に思わず怯んでしまった。だけどこんなんじゃ居られない。
「だからなんで!」
「リッパーから聞いた、今日の写真家は何してくるか分からねぇ!」
「ほんとに死ぬ訳じゃないんだからいいでしょ!?」
「…ったくうるせーガキだなァ!?」
「!?!?!!?!離せ!!!!!!」
駄々こねてたらお姫抱っこされたなう。ねぇ??????ルール大丈夫?????アユソさんじゃないよねお前???
「離せ!!!!!!」
「いいから捕まっとけ」
落ちるなよ、と言ってサベダーは壁に手を着いた。そしてその瞬間、一気に加速して…
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紅茶 - はじめまして!この作品めちゃくちゃ好きです…!!更新大変だとは思いますが頑張ってください!! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 9ce8ebd643 (このIDを非表示/違反報告)
ヒッサーメ・ビンジョルノ(プロフ) - 結城@ハスター教信者さん» 優しい人…!!!ありがとうございます…!!! (2020年2月25日 0時) (レス) id: 3046be83b8 (このIDを非表示/違反報告)
結城@ハスター教信者(プロフ) - 番外編反映してないです。 (2020年2月24日 21時) (レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒッサーメ・ビンジョルノ x他1人 | 作成日時:2020年1月4日 0時