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「お腹空いた」
だってだって、結構走り回ったんだもん。
その前に朝ごはんしか食べてないし。お昼はまだだけどさ。食い意地張ってるって思われたくないし食べなくていいや。
「…誰もいない」
今は丁度ゲームが多い時間らしく、食堂には誰もいない。どうして…。
あ、でも。
これも聞いたことだが、サバイバーにはゲームに連れて行く事も出来るペットがいるらしい。ちょっとそのペット探そうかな…。
と思ってはいたが全然見つからなかった。嘘でしょ。仕方なく本棚から適当な本を見つけて、本棚の前に置かれたひとりがけのソファーで本を読む。グリム童話。
物語に集中している間、いつの間にかペット達が集まって来ていた。背もたれにも肘掛にも膝の上にもいる。かわいい。
日当たりもいいし、ペット達に囲まれてあったかいから、ちょっと眠くなってきた。
ちょっとならいっかな、と思って目を閉じた。
案外眠気はあったようで、気がつけば夢の世界。
誰かの、声が聞こえる。
ー…綺麗な人。
誰だろう。まあ、起きたらわかるか。
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紅茶 - はじめまして!この作品めちゃくちゃ好きです…!!更新大変だとは思いますが頑張ってください!! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 9ce8ebd643 (このIDを非表示/違反報告)
ヒッサーメ・ビンジョルノ(プロフ) - 結城@ハスター教信者さん» 優しい人…!!!ありがとうございます…!!! (2020年2月25日 0時) (レス) id: 3046be83b8 (このIDを非表示/違反報告)
結城@ハスター教信者(プロフ) - 番外編反映してないです。 (2020年2月24日 21時) (レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒッサーメ・ビンジョルノ x他1人 | 作成日時:2020年1月4日 0時