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「おや、どうしてそんなに逃げるのですか?」

「逃げるに決まってんだろ!?!?!?来んなよハゲ!!!!」

「お口が悪いですよレディ」

「うるせえ!!!!」

何なのこいつ!!!!!このハゲ頭。
てか私左手にでっかい刃ついてるって聞いたんだけど。なんか金色のうねうねなんだが!?!?

「てかなんなのお前!!!!私リッパーは左手にでっかい刃ついたやつって聞いたんだけど!?!?なにそのうねうね!!!!」

「嗚呼、新しいサバイバーが来ると聞いてとっておきの衣装を用意したんです。…っと、」

「ウワアアアアア危ないでしょ!?!?何!?霧の刃ってやつ!?!?」

「ええ、よくご存知で。」

霧の刃をすれすれで避ける。当たったらマジでチェイスするしか無くなるからな!!!!
今はとりあえず走っているが追いつかれるのも時間の問題だ。
板があったので倒し、次の板のところでじっと待機する。読み合いも大事ってマーサが言ってた。

「マジお前…。」

板を挟んでじっとリッパーを見ていると、大きな音でサイレンが鳴り響いた。これは、つまりゲートが開けられる状況ということ。

「…ゲート行かなくていいの?」

「ええ、今回は貴方とのお話が目的ですから。」

「絶対嘘じゃん…。」

「間違いではありませんよ、まぁ落ち着いてください」

「痛ァ!?落ち着けとか言いながら刃撃つなよ殺すよ!?」

こいつ。落ち着くのはお前だろ。

「殺す?私、既に死んでいますよ?」

「は?こわ」

声音的に冗談ではないらしい。嘘やん。
時間的にゲートは開いたはずなので、『私のことはいい!』と『早く逃げて!』という信号を送る。逃げれば確定で勝ちなんだから。マーサは助けに来ようとしてるけど、何回も早く逃げてって言ったら逃げてくれた。

「これで2人きりになれましたね、マドモアゼル。」

「うるさい負け犬。吊るなら早く吊って。できれば失血死がいいけど。」

「ほう、あの噂は本当か。」

「噂?」

噂ってなんだ。なに?体重でもバレてる?怖い。でも会話の流れ的に違うよね…。

「貴方がここへ来た理由は、殺人鬼がいるということだと。死にたがりともお聞きしていますよ。」

「まぁ正解。」

「ここで私がその殺人鬼だと言ったら信じますか?」

…???どういうこと?
こいつが言うには殺人鬼はこのハゲらしい。ああでも、聞いたことあるかもしれない。

「…切り裂きジャック…。」

「その通りです、Good girl。」

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紅茶 - はじめまして!この作品めちゃくちゃ好きです…!!更新大変だとは思いますが頑張ってください!! (2020年5月30日 22時) (レス) id: 9ce8ebd643 (このIDを非表示/違反報告)
ヒッサーメ・ビンジョルノ(プロフ) - 結城@ハスター教信者さん» 優しい人…!!!ありがとうございます…!!! (2020年2月25日 0時) (レス) id: 3046be83b8 (このIDを非表示/違反報告)
結城@ハスター教信者(プロフ) - 番外編反映してないです。 (2020年2月24日 21時) (レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒッサーメ・ビンジョルノ x他1人 | 作成日時:2020年1月4日 0時

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