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#朝は弱いもんページ44

∇ME

景「で？昨日どうだったん？」

「………特には？」

景「ふーん」

昨日の今日だし、色々聞いてくるのは覚悟してた。

なのに、朝待ち合わせの時も何も聞かれないし

学校ついても聞かれないし、1限始まっても聞かれないし。

そうだ景瑚って記憶力ないから忘れたんだな～

なんて余裕ぶっこいてたのに今聞くの？

2限目が始まる5分前、タイミング謎すぎ。

別に隠すつもりはなかったのに、咄嗟に聞かれたせいか

でた言葉が「………特には？」だっただけ。

我ながら、誤魔化し方下手すぎたと思ったのに

景瑚からつっこまれなかったということは

多分まだ寝ぼけてるんだなこの坊ちゃん。

純「うわぁ、あっぶな普通に寝坊したわ」

「あぶなって、1限来てないやん」

純「2限も間に合わんかと思ってんもん」

景「純喜くん今来たん？」

純「おらんの気付いてへんの…？寝坊したって景瑚に電話したやんか」

景「覚えてない」

ほらね、まだ寝てるんだよこの人。

純「てかAが起こしてくれへんかったから」

「あ、人のせいにした」

純「俺が遅刻するん気づいとったやん絶対」

まぁ、気付いてたけど。笑

昨日るっくんとバイバイした後

何か余韻がぬけなくて色々考えてたら、気づいたら夜中2時。

さすがに寝ようって思った時に、かかってきた純喜からの電話

純「なんで起きてるん？」

「今寝ようとしてたのに」

純「今日電話するてゆうたもん」

「何時か分かってます？今」

純「へへ〜〜バイト終わった後飲みいっててん」

「でしょうね、声が酔っ払いだもん」

純「そういやなんか俺Aに言わんといけんことあってんけどなんやった？」

「こっちが聞きたい笑」

純「うわぁ、なんやったっけぇ、なんか明日あのー、あれや、あのー、、、」

「え？純喜？」

純「……(寝息)」

「うわ寝たやん」

っていう流れだったから

アラームしてないことは分かってたし

あの人絶対遅刻するなぁと思ってたのは事実。

純「なんで起こしてくれんかったん？！」

「みて！すっぴん！私も寝坊したんだってば！」

純「あ、ほんまや」

そう、純喜のせいで結局また目が覚めちゃって

寝たの6時だよ？朝の。

そして家でる時間に起きたんだから純喜を起こす余裕無し。

純「あ、今日昼あけとってな？」

「何？また食堂いきたいんか？」

純「俺らと一緒に食べたいんやって！汐恩達が！」

「…俺ら？」

純「おん、Aも連れてきてーて！」

何て？？？？