【センラ】センラさんの彼女が可愛い【歌い手】

40.余韻と ページ43

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うらたぬきside


さっきの打ち上げ中珍しくセンラは
考えてお酒を飲んでいたが代わりに
坂田が出来上がってしまっている。

そして今キャスが終わって4人で
話しているところ。


｢いや〜ほんと楽しかったなあ〜｣


ほろ酔いでふにゃふにゃした話し方の
坂田に志麻くんが答える。


｢ほんまやで、ここまで来たかって感じ｣

｢なんか達成感があるよな｣


嬉しそうに微笑むセンラ。


｢どしたんです？うらたん｣

｢センラが笑ってるなあって｣

｢なんですか改まってw｣

｢楽屋でのセンラ、なんか変だったし｣

｢ん〜…いやっ…｣


口ごもるセンラに2人も心配そうに
覗き込んで話しかける。


｢どしたん？｣

｢いや、全然なんでもないんですよ？遠距離なんてもう慣れてるし、武道館やらせてもらえるのもありがたいし、これからあっちも横アリで忙しくなるし…｣

｢うん｣

｢でもやっぱ会われへんのって寂しいもんでさ…やのにAはなんも変われへんし、俺ばっか思っててんかなーって。今日俺ファンサもしたのに…ふふっw｣


あほやなあセンラ。


｢え！？ひどないうらたん？｣


あ、口に出てた。
と思うと志麻くんが口を開く。


｢Aも同じ気持ちやで絶対｣

｢なんでそんな断言出来るん｣

｢顔見てればわかる。はいはいそんなうじうじしないのセンラさんらしくないでー？｣


珍しく年上らしい志麻くんを見た気がした。
なんだか少し切なそうだった気がした。



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