【センラ】センラさんの彼女が可愛い【歌い手】

11.異変 ページ13

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『えっ…？』

｢体も熱いし顔も赤いしマスクもしてるやん、風邪ひいてるん？｣

『いや、そんなことないよ！…っ、泉くんに久しぶりに会えたから嬉しくて照れちゃって』


思わず焦ってしまった。
泉くんは感がいいし観察力がすごいから。
でもそういうと目線を逸らしてどこか
照れたような感じで納得してくれた。
間違ったことは言ってない。
ほんとに会えて嬉しかったのだから。


｢ほんなら、どこ行く？｣

『お買い物行こ！』

｢ええよ〜俺が選んだる｣

『ほんとに？やったあ』


それからショッピングをした。
泉くんが似合うと勧めてくれたワンピースを
買ってくれたり、おしゃれなランチを
食べたりしながら次は何しようかと
ブラブラ街を歩いていた。

頭にずきんと痛みが走る。

明らかに朝より悪化している。
でも泉くんに迷惑はかけれないし
なんてことない顔をする。


｢次どこ行こっか…ってA大丈夫？｣

『……えっ？』

｢なあちょっとほんまに顔色悪いでどっか座ろ｣

『大丈夫だって私…』

｢A…？！｣


私はその場に倒れ込んだ。



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