【募集企画】今日の放課後、例の場所へ【無限募集】

13.夜風紀俐 ページ15

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｢体育教師が消えた…?｣

学校につき、職員室へ行くと先生方から告げられた。
そう、一昨日見回りの当番で残っていた体育教師が忽然と姿を消した。

鞄や外靴は学校内に残ったまま。
流石に裸足で鞄も持たずに学校を出ていくとは思えない。

1人の先生が警察に通報し、警察が家の中を捜索したところ帰ったようすもなく
○○学校体育教師行方不明事件として本格的に捜索が始まろうとしていたところらしいのだ。


そしてこの話は生徒たちの間でも大きな話題となっていた。
廊下を通る度に聞こえてくる体育教師の話。


｢ほんと、あの先生んどこいったんだろうね｣

体育教師を心配する声。



｢でもさ、正直言っていなくなってくれてよかったかも。
だってさあいつ無駄にスパルタだしさー。｣

いなくなってくれて助かったという声。



様々な声を聞いた。






＿＿＿＿＿＿＿


下校時刻となり、私自身も帰ろうとしていたときだった。

ドタンッともの、、、いや人だろうか？
なにかが思い切り倒れた音がしたのだ。

なんなのだろう。そう思いきた道を引き返して見ると、
そこにはボロボロになった青い体育着を来て怯えきった顔をした体育教師が倒れていた。



｢ッ大丈夫ですかッ？｣
声をかけると体育教師はガタガタ震えながらこういった。

｢やッやめてくれッ助けてくれえぇ……！｣



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『午前0時になるのと同時に学校の階段の最後の段を登ると、鬼のいる別世界に連れて行かれる。抜け出す方法は鬼を倒すか、白い扉を探すしかない』



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