8-3 毒の時間 ページ36
奥「先生これ…」
タイミング良く教室に入ってきた、殺せんせーの毒を渡す。
殺「さすがです…では早速いただきます…ヌルフフフフフありがとう奥田さん。君の薬のおかげで…先生は新たなステージへ進めそうです」
奥「えっ…それってどういう…」
奥田はただ戸惑うばかり。
殺「グオオオオオオオオオ」
「「‼」」
殺せんせーから光が放たれ、直視出来ずにいる。
そして光から解放されると…
(溶けた‼)
スライムのようになった殺せんせーがいた。
殺「君に作ってもらったのはね、先生の細胞を活性化させて流動性を増す薬なのです。液状故にどんな隙間も入り込むことが出来る。しかもスピードはそのままに‼さあ殺ってみなさい」
スピードは変わらず、スライム状で動き回る殺せんせーを撃つことは無理だった。
奥「だ…騙したんですか殺せんせー!?」
天井の隅にいる殺せんせーに奥田は必至に問いかける。
殺「奥田さん。暗殺には人を騙す国語力も必要ですよ。どんなに優れた毒を作れても…今回のようにバカ正直に渡したのでは暗殺対象に利用されて終わりです」
その後、渚なら先生に毒を盛るならどうするかと問われた。
渚「…うーん。先生の好きな甘いジュースで毒を割って、特製手作りジュースとか言って渡す…とかかな」
殺「そう。人を騙すには相手の気持ちを知る必要がある。言葉に工夫する必要がある。上手な毒の盛り方、それに必要なのは国語力です」
すると殺せんせーは自分の服の所まで戻り、効果切れなのかいつもの姿に戻った。
殺「君の理科の才能は将来みんなの役に立てます。それを多くの人にわかりやすく伝えるために…毒を渡す国語力も鍛えてください」
奥「は…はい‼」
業「あっはは。やっぱり暗殺以前の問題だね〜」
A(結局また殺せんせーが全て解決しちゃいましたね。…私もみんなの役に立ちたいです…)
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烏「…しかしながら本部長。それは生徒たちに不安を与えはしないでしょうか」
烏間は防衛省の本部長と電話をしていた。
「＜国の決定だ。元より素人の子供たちに殺れるとは思っておらん＞」
烏「…それでその人物はどのような」
「〈手練れだよ。世界各国11件の仕事の実績がある正真正銘…プロの暗殺者を送り込む〉」
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あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
