7-1 二択の時間 ページ30
-1時間目・数学-
殺「どうしてもこの数字が余ってしまう!そんな割り切れないお悩みを持つあなた‼
でも大丈夫。ピッタリの方法を用意しました。黒板に書くのでみんなで一緒に解いてみましょう」
1時間目。生徒たちのほとんどは集中し殺せんせーの授業を聞いてる中、一人だけ異様な殺気を出している生徒がいる。
その生徒、カルマが銃を取り出した瞬間。触手が銃を抑える。
殺「…でこれを全部かっこよくまとめちゃって、それから…するとあらびっくり」
銃を抑えながらも殺せんせーは授業を行い、最後にカルマの方を向く。
殺「…となります。ああカルマくん。銃を抜いてから撃つまでが遅すぎますよ。暇だったのでネイルアートを入れときました」
業「…‼」
ネイルアートをさせられたことはカルマにとって屈辱でしかない。
-3時間目・技術家庭科-
殺「不破さんの班はできましたか?」
不「…うーんどうだろ。なんか味がトゲトゲしてんだよね」
3時間目は調理実習。殺せんせーが不破優月の班の元へ向かうと、カルマもそこへ向かった。
業「へぇじゃあさ作り直したら?1回捨ててさ」
なんの躊躇いもなく、鍋をひっくり返すカルマ。だが次の瞬間には
業「…‼」
殺「エプロンを忘れてますよカルマくん」
花柄の胸元には大きなハートが描かれているエプロンと同じ花柄のバンダナを着せられていた。
殺「スープならご心配なく。全部空中でスポイトで吸っておきました。ついでの砂糖も加えてね」
不「あ!マイルドになってる!」
もちろん、これもさきほどのネイルアート同様にカルマには屈辱でしかない。
A「カルマ!エプロン意外と似合ってますよ」
業「……」
そんなAの言葉も彼にとっては屈辱であった。
-5時間目・国語-
殺「ー私がそんなことを考えている間にもー」
5時間目。国語の授業で、島木健作の『赤蛙』を音読しながら教室を歩き回る殺せんせー。
カルマの脇を通った直後、触手を彼の額にピタと当てる。
殺「ー赤蛙はまた失敗して戻ってきた。私はそろそろ退屈し始めていたー」
殺せんせーは音読を続けながらカルマの髪の手入れを始める。
生徒たちは、この暗殺は無理ゲーだと感じていた。たとえ殺せんせーが弱点が多く、ドジを踏むことが多くても
本気で警戒している先生の前では無意味だと…
キーンコーンカーンコーン♪
こうして今日1日が過ぎた。
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あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
