2-2 野球の時間 ページ11
鳥「放っておけば来年3月奴は必ず地球を爆破させる。削り取られたあの月を見ればわかる通り…その時人類は1人たちとも助からない。奴は生かしておくには危険すぎる‼
この教室が奴を殺せる現在唯一の場所なのだ」
何故、地球を爆破するのか、E組の担任としてやってきたのか生徒には疑問を残すだけだった。
A「杉野くん」
杉「A。どうかした?」
烏間が帰ったあとAは杉野の話しかける
A「いえ…ただ杉野くんが落ち込んでるようでしたので…」
杉「ごめん…気を使わせちゃって」
A「そんなことないですよ。渚から聞きました。野球で暗殺に失敗したと」
杉野はうつむき、首を縦に振る
A「杉野くんは野球部でしたよね」
杉「え…うん」
まさかAが自分が野球部だったことを知っているとは思わずに驚いてしまう。
A「杉野くんでなくても、たとえメジャーリーガーでも、殺せんせーにボールを当てることなんて出来ませんよ」
杉「…そういえば殺せんせー最高速度マッハ20なんだっけ」
A「だからそんな落ち込まないでください。みんな心配してますよ。特に渚が」
杉「渚が?」
A「その話を聞いたとき『杉野をよろしく』と言われました」
渚は、いや杉野やE組の人は知っている。
Aには人を包み込むような温かさがあり、自然と元気が出てくるのだ。
実際何人もの生徒がAに相談して救われた実績を持っていたりもする。
杉「そうか…ありがとうA。ちょっと元気でたわ」
A「はい」
そう微笑んだ。
・
・
・
・
・
次の日の放課後
杉「はぁ…」
校舎脇ちょっとした丘に座り込む杉野
殺「磨いておきましたよ。杉野くん」
昨日の野球ボールをピカピカに磨いた殺せんせーが隣に座る。
杉「殺せんせー何食ってんの?」
殺「昨日買っておいたヤシの実です。食べますか?」
杉「飲むだろフツー」
殺「昨日の暗殺はいい球でしたね」
杉「よくゆーぜ。俺の、いや人間の球速でマッハ20の先生に当たるはずねー。Aに言われるまですっかり忘れてた」
・
・
・
渚「！」
A「渚。殺せんせー知りませんか?」
渚「殺せんせーなら…」
渚の指の先は杉野と話している。殺せんせー。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 450人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
