12-2 集会の時間 ページ49
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先「この手はいつも効果的ですね理事長。“これ”のおかげで3-E以外の一流高校大学への進学率は非常に高い」
この集会の様子を理事長はモニターを通してみていた。
理「いわばこれは大人社会の予習です。落ちこぼれまいとする意識を今のうちから強く育てる。
悲しいかな人間は…差別し軽蔑する対象があった方が伸びるのです」
彼は常に合理的に動く。学校経営も暗殺さえも理に適っていればそれでいい。
ただ彼には一つだけ、許せないものがある。
理「…彼女をいつまでE組に置くつもりなんだろうね。“赤城さん”は」
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「続いて生徒会からの発表です。生徒会は準備を始めて下さい」
司会のアナウンスが入ると同時に烏間が体育館に入った。
E組以外の生徒にとっては烏間という存在を知らないため、『あの先生は誰?』というような声が上がっている。
烏「E組の(表向き)の担任の烏間です。別校舎なのでこの場を借りてご挨拶をと」
先「あ…はいよろしく」
女の先生は烏間の容姿に赤面しながら答えた。
倉「烏間先生〜ナイフケースデコってみたよ」
莉「かわいーっしょ」
この場で堂々とナイフケースを出す陽菜乃と莉桜。
その光景に烏間は顔色を変え2人のもとへ行き、ナイフケースを手で隠した。
烏(…ッ可愛いのはいいが“ここで”出すな‼他のクラスには秘密なんだぞ暗殺のことは‼)
倉/莉「はーい」
烏間は言葉に出さないものの目で必死に訴えた結果、2人には伝わったようでケースをしまった。
ｶﾞﾗﾗｯ
また扉が開く音がするとイリーナが入ってくる。
烏「何しに来たイリーナ⁉」
イ「うるさいわね。次の計画への情報収集よ」
そう言い烏間の元を後にすると渚を呼んだ。
イ「あのタコの弱点。全部手帳に記してたらしいじゃない。その手帳おねーさんに貸しなさいよ」
渚「え…いや役立つ情報はもう全部話したよ」
イ「そんなこと言って肝心なとこ隠す気でしょ」
渚「いやだから…」
渚の様子に若干イライラしたイリーナは、頭を掴み胸に押し当てる。
イ「いーから出せってばこのガキ。窒息させるわよ‼」
渚「苦しっ…胸はやめてよビッチ先生‼」
イケメンの(表向き)担任と外人の美女。
本校舎には無いものを持っているE組に対し、始めて羨ましいという感情を持った生徒たち。
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あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
