2-4 野球の時間 ページ13
殺「……」
泣きながら殺せんせーが英字新聞をどかすと
『ふざけんな触手‼』
と書かれた色紙が出てくる。
A「その状態でサイン頼んだんですか!?」
渚「そりゃ怒るよ‼」
国家機密である自覚があるのか疑いだしたAだった。
杉「…そっかやっぱり才能が違うんだなぁ」
殺「一方で」
落胆した杉野を遮るように殺せんせーは話を続ける。
殺「肘や手首の柔らかさは君のほうが素晴らしい。鍛えれば彼を大きく上回るでしょう」
殺せんせーの発言に3人は呆然となる。
殺「いじくり比べた先生の触手に間違いはありません。才能の種類はひとつじゃない。君の才能に合った暗殺を探してください」
杉「肘や手首が…俺のほうが…俺の…才能か…」
A「よかったですね。杉野くん」
・
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渚「殺せんせー!」
渚はその場を離れた殺せんせーを追いかけた。
渚「まさか…杉野にアドバイスをあげるためにニューヨークへ?」
殺「もちろん。先生ですから」
渚「普通の先生はそこまでしてくれないよ。ましてこれから地球を消滅させる殺せんせーが」
殺「……」
殺せんせーは過去の情景を思い浮かべたあと、話を続ける。
殺「先生はね渚くん。ある人との約束を守るために君達の先生になりました。私は地球を滅ぼしますが、その前に君達の先生です」
渚の課題をマッハで受け取り、マッハで添削する。
殺「君達と真剣に向き合うことは…地球の終わりよりも重要なのです」
渚「…殺せんせー。採点のスピードを誇示するのはわかるけどさ、ノートに変な問題書き足すのはやめてくんない?」
この触手がいちいち萌えない理由を英語で述べよ
殺「にゅやｯボーナス感があって喜ぶかなと…」
渚「むしろペナルティだよ」
殺「そんな訳で君達も生徒と暗殺を真剣に楽しんでください。ま…暗殺の方は無理と決まっていますがねぇ。ではAさん個人面談をしましょうか」
物陰からそっと体を出すA
A「やっぱり気づきますよね…」
殺「当たり前です。気配を消しきれていませんよ」
A「そうですね…では行きましょうか。渚。また明日」
渚「うん」
Aと殺せんせーは教室へと向かって行き、渚は杉野のもとへ戻る。
・
・
その後、渚と杉野はキャッチボールを行っていた。
杉「なぁ渚。俺続けるよ暗殺も野球も。あいつにとってはあくびが出るような球だろーけどな」
渚「うん」
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あみ - 面白いですね！私の周りにも赤城という人がいるのでうらやましいです！ (2020年3月19日 7時) (
レス) id: 8666f27a09 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 3-2の、英語カッコいいです！ (2016年8月23日 13時) (レス) id: 1ae66d2aef (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あの、1ー2の烏間先生が、微生物と言っているところは、超生物だと思います。 (2016年5月12日 17時) (レス) id: 85011434c6 (このIDを非表示/違反報告)
マイルノ - 「いちいち」ではなく、「いまいち」だと思います！間違ってたらすいませんm(__)m (2015年1月24日 20時) (レス) id: 7300c6355d (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユミキさん» 間抜けな人やのろまな人を罵る言葉らしいです！正直私もそんな深い意味を持って使ったのではなく、よく昔から｢おたんこなす｣って人を貶す時に使う言葉だなー。ぐらいの勢いで使ってしまったので、調べて初めて意味知りました！なんかありがとうございます！ (2014年10月14日 22時) (レス) id: f2c085c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2014年10月6日 11時
