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ごじゅういち。 ページ3

Aside

やっと二者面談が終わり、帰ることになった。

母「…業くんって優しいのね」

不意にお母さんが呟いた。

私「どうしたの?」

母「業くんがね、Aの命を救ってくれたって。それでね…」

それを殺せんせーから聞いたのか。

母「2人ともお似合いだから夏の間、業くんの家にホームステイしてはどうでしょうって」

殺せんせーばーか。

なんでそんなこと言っちゃうのよ…

母「でね、業くんのお母さん達は、インドに旅行に行くらしくて、2人っきりよ」

えー。マジですか?

また泊まれるのは嬉しいけどさ…

恥ずかしくない?

私「何週間ホームステイするの?」

母「えっと…夏休みが終わるまであと1ヶ月だから…1ヶ月間、行ってらっしゃい」

1ヶ月!?

私「カルマの家には許可とったの?」

母「もちろんよ。業くんならAをお嫁にあげてもいいわ〜」

なんでそんな先のこと…

母「先じゃないわよ。今15才なんだから、来年はもう結婚できるのよ〜」

母「業くんとなら3年待たないとね?」

ちょっと…私カルマと結婚するなんて一言も言ってないじゃん。

母「家に帰ったら荷物詰めて行ってらっしゃい!明日からだからね」

本当に身勝手なお母さんと殺せんせーはどうかしてる。

絶対カルマもそう思ってるはずだ!

業side

母「んな訳で私達が旅行中にAちゃんが来るから準備しておいてね?」

業「おいおい、旅行は明日からだろ?まさか、明日から…?」

もっと心の準備をさせてくれ。明日からとかありえないからな。うん。

母「もちろん明日からよ〜」

マジで!

またあのドタバタデイズが始まるのか…

ごじゅうに。→←ごじゅう。



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作者名:妄想girl夏実☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mousounatumi/  
作成日時:2016年7月11日 20時

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