ななじゅういち。 ページ14
Aside
スマホが振動する。
画面には『ママ』の文字。
え?
メールだ。
『元気?カルマくんとは良くやっていますか?
留学の件です。実は新学期、転校する事が決まりました。イギリスです。
留学するのなら、今のうちに引っ越しておいた方がいいと思います。
業くんと一緒にいたいのなら、お母さんと残りましょう。
今日のうちに判断して連絡下さい。イギリスの新学期は9月からです』
文面を読み終わったあと、硬直してしまった。
転校…?留学したいのは本気だから、もちろんイギリスには行きたい。
でも暗殺も終わってないし、カルマと一緒にいたい。
私「業ーっ?」
業「何?」
私「私ね、イギリスに引っ越すかもしれないんだって。
それでね、カルマと一緒にいるんなら、こっちに残っててもいいんだって」
カルマは恥ずかしいくらいに真剣に聞いてくれた。
私「カルマはどう思う?」
業「俺はお前の夢を叶えて欲しい」
そっか。
私「じゃあ、行くね」
立ち上がってお母さんに電話する。
お母さんはちょっとびっくりしていたけど。
部屋に戻ると、カルマが腰に飛びついてくる。
業「俺の事…忘れんなよ」
私「うん…」
カルマと過ごせるのはあと2日。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:妄想girl夏実☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mousounatumi/
作成日時:2016年7月11日 20時