《暗殺教室》常識範囲を超えてます、このカップル。2

ななじゅう。 ページ13

Aside

まぁ、渚くんじゃあるまいし、すぐ泣くって事は無いと思う。

強がって…

業「俺は別にいいけど」

ほらやっぱり。

強がっちゃって〜。

ほっぺをプニプニいじりたくなる。

なんかショタカルマを見てるみたい。

業「海外に行くまで、俺のやりたい事全部やらせてもらうから。この夏休み中に」

は？

今、なんかSっぽい事言いました？

しかも夏休み中に！？

業「濃密な2週間にしてやるよ。あ、もちろんフラグが立たない位にね」

フラグが立たない程度！？

濃密…

言わなきゃ良かった。

カルマの可愛いとこ探しなんてしてないで…

業「さ、宿題やろうぜ。今なら数学が天才的な俺の添削付きd」

私「英語が天才的な私には数学の添削なんて入りませーん」

さ、テキストとってこなきゃ。

立ち上がる。すると、右手を掴まれる。振り返りざまに

Chu…

あぁーやっちゃった！

絶対すると思ってた！

本当にヤダ。

でも私の感情と裏腹に顔は真っ赤に。

業「…可愛い」

私「うっさい」

知らんぷりして廊下に出る。

私の顔ーっ！

赤くなるなっつーの。

深呼吸してクールダウンして、バッグの中からテキストとノートを取り出す。

部屋に戻るとカルマは黙々とノートに不可思議な数列を書き写してはスラスラと解いていく。

負けじとテキストを開ける。

シャーペンを手に取り、文字列を移していく。

静かだなー。

すると、カルマの目がテキストにいってるのを見つける。

え？このテキストがどうかした？

業「お、お前…2級とるつもりなの！？」

そうですよ！英検取るんですよ！

海外に行くんだから英語ぐらいできなきゃしょうがないでしょ。

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