ごじゅう。 ページ2
Aside
あれから1週間。
烏間先生に呼ばれた。
殺せんせーが2者面談をしたいらしい。
その間私は自習。
教室にはプリントが山になっていた。
これを1人で？
死んでるよ…
『ガラガラガラッ』
え？誰？
入ってきたのは渚。
渚…なんで？
渚「いや〜。2者面談で呼ばれた」
そしてそのあとに入ってきたのはカルマ。
業「同じく」
私だけじゃなかったんだ…
私「このプリント、私達でやれってことかな？」
カルマがいれば早く終わりそう。
業「俺に任せるんじゃなくて、自分でもきちんとやれよ」
はーい。
プリント一枚目。
数学のプリントだ。
私「係数ってなんだっけ…？」
業「中1で習うもの、今忘れてどうする！」
中1の勉強内容なんだけど、分かんない。数学苦手だし…
もうやめた！英語にする！
プリントをファイルに挟み、英検のプリントに手を付ける。
業「お前は志望校、どこにすんの〜？」
私「私？私は近所の女子校にでも行こうかと…」
業「馬鹿なお前が入れると思ってんの！？」
渚「カルマくん、それはちょっと酷いよ」
確かに、志望の学校の偏差値は高い。
でもやってみたい。
業「俺だって…」
え？
業「お前が本当に馬鹿なんて思って無いんだよ！女子校だったら俺と離れちゃうだろ…」
カルマ…
渚「こんなロマンチックなシュチュエーションになってもAの手が止まってないのが残念」
私はひたすらプリントを解いていた。
英語は得意教科だもん。
英文なんて楽勝。
英検だって準二級持ってるんだから！
私「終わった〜」
そのうちに英語のプリント10枚をコンプリート。
私「次社会やるね〜」
社会も結構得意。
歴史も大好き！
渚「ねぇ。Aが終わってない数学のプリント頂戴？僕が解いてみたい」
溜まった10枚を手渡す。
数学はきちんとやんないと合格できないね。
明日からやるよ、明日から。
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作者名：妄想girl夏実☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mousounatumi/
作成日時：2016年7月11日 20時
