《暗殺教室》常識範囲を超えてます、このカップル。 (ページ47)

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よんじゅうろく。ページ47

業side

視界がはっきりしてくる。

烏間先生の視線にいるのはA。ピクリともしない。

烏「おい、黒岩大丈夫か？」

ガスを吸って倒れている。皆が駆け寄ろうとするが、烏間先生が止める。

烏「おい、動くな！」

そっと烏間先生が近く。安全を確かめると俺らに合図を出す。

業「おいっ…なんなんだよ…人に十分迷惑かけといてこれかよ…俺との思い出忘れちゃうのかよ」

涙が溢れてくる。

業「返事しろよ…」

殺「大丈夫ですか？」

返事はしてくれない。

脈拍を診ていた烏間先生が口を開く。

烏「どんどんペースが落ちている。もしかしたら…の事も考えとけよ」

Aは息をしてるかしてないかもさっぱり分からない。

俺の目の前で必死に耐えている所だけは見えた。

烏「病気で体もしんどいのに…無茶するからだ」

目尻に涙が浮かんでいる。

殺「死んでしまうのなら、業くん。記憶を取り戻すのを実行してはどうでしょう」

中「今しかできないよ…業」

俺はAの顔を覗き込む。

業「本当に、本当に大好きだから。愛してるから」

chu…

涙が溢れる。

暗殺教室、一緒に卒業しようっていう約束だよね？

裏切ったら承知しないから。

黒「ううっ…」

驚いて口を離す。