よんじゅう。 ページ41
Aside
私はこの頃気になっていることがある。
中「なんかA変わったね〜」
矢「え〜。矢田さんって呼んでなかったじゃん、今まで桃花ちゃんって呼んでたのに？」
渚「僕のこと、渚くんじゃなくて渚って呼んでたよね、なんで？」
今までと違うと言われるのだ。
私も昔の記憶がなくて驚いている。
記憶、どこいったんだろ…
私は一番信頼できる人に相談する事にした。
私「殺せんせー、今空いてる？」
教員室を開けるとカルマと殺せんせーが向かい合って座っている。
私「お取込み中でしたか、ではすいませんでした…」
ドアを閉める。
なんだ、空いてないんじゃん。
壁にもたれかかっているとカルマが出てきた。
私「殺せんせー、私の事知ってる？」
殺「にゅや！なんですかいきなり」
私「なんか記憶が無くて困るんだけどさ、助けてくれる？」
殺「教えてほしいですか？」
私「うん」
殺「えっと…Aさんは持病があるのは知ってますよね？」
まぁ、そりゃそうでしょ。自分の事くらいわかってないと。
殺「その治療で記憶障害が出てしまったようです」
え？つまり、私は最初から記憶がなかったわけ？
殺「厳密にいうとここ最近記憶がなくなっただけですが」
私「記憶戻してよ…」
涙が溢れてしまう。
殺「その方法はあります。精神的なショックを与えればいいと思います」
私「殺す気？」
殺「私も全力を尽くします。では。もう下校時刻ですよ？」
私は教員室を後にした。
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作者名：妄想girl夏実☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mousounatumi/
作成日時：2016年6月6日 20時
