さんじゅうはち。 ページ39
Aside
カルマとの勝負楽しかった〜。久しぶりだな、あんなに泳いだのは。
一か月は病室にこもりっきりだったからね。
濡れた髪の毛をタオルで拭きながら教室に入る。
ビ「いいわね〜。こんな猛暑の日にプールが入れて」
楓「ビッチ先生も入ればいいじゃん」
ビ「プール入ったら日焼けするのよ！日焼けは乙女の敵なの！」
そっか、ビッチ先生色白だからね。
ビ「あんた達みたいにね」
え？
女子は鏡を一斉に確認する。すごい女子。
私は持ってきてないからしょうがなくスマホで確認する。
「きゃーーーー！」
あ、本当だ。日焼けしてる。別に良いけどね。
矢「よくないーっ！あ〜。これからが夏本番なんだから…」
かなりのショックを受けた様子。
私は好きな人なんていないしね。別にもてなくていいし。
楓「あーっ！A丁度いいところにスマホ持ってる！日焼けの消し方教えて！」
わかったよ〜。ググってみるか。
『日焼け 消し方』っと…
私「あ、出てきたよ」
読み上げようとすると横から手が伸びてくる。
楓「早くっ」
そのまま奪い取られる。
それにしても日焼けって消せるんだね〜。
意外。
業「お前は日焼けしてもいいの？」
私「好きな人とかいないし、もちろん彼氏もいないからいいかな〜って」
業「そっか…」
カルマがちょっと寂しそうな顔をする。
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作者名：妄想girl夏実☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mousounatumi/
作成日時：2016年6月6日 20時
