じゅうきゅう。 ページ20
Aside
お風呂から出ると、さっき作った夜ごはんをカルマが温めなおしていた。
私「カルマ、お風呂空いたよ？」
業「じゃ、入ってくる」
カルマがいなくなったあと、夕ご飯のセッティングをする。
数十分してカルマが戻ってくる。
私「早くないっ？」
業「いつも通りだけど」
髪の毛をタオルで乱暴に拭くと肩にタオルを掛ける。
私「お風呂上がりのカルマもかっこいい♡」
業「ばーか」
私「いっただっきます！」
業「いただきます…」
わ！中二病のカルマがいただきますって言った。
珍し。
業「美味しいじゃん！1日目よりレベルアップしてる」
まあ、おとといは忙しかったからね。
私の特技、早食いで全て食べ終わると食洗機に食器を入れる。
食洗機は使った事なかったからカルマに教わったんだけど。 楽だね〜。
業「今日は早く寝ろよ」
分かってます！私は寝室に向かう。
私「なんかだるいな…」
足取りが重い。まさか…風邪気味？
体、冷えてないもん！風邪なんて引くAちゃんじゃないもん←
ベッドに倒れ込むとそのまま寝てしまう。
朝、起きようとするが起きれない。それどころか体が動かない。
私「むっちゃだるいんですけど」
カルマが目の前で寝ている。声を掛ければ起きてくれるはず！
私「カルマ…起きて…」
業「なんだよ、まだ起きる時間じゃないだろ」
私「だるい…」
やっと手を伸ばせるようなる。
カルマを掴もうとするが、視界がぼやけて掴めない。
業「大丈夫？」
私「だいじょばない…」
くてっとしてしまった私を抱き上げるとカルマは体温計を測ってくれた。
私「うへぇ…もう限界…」
業「38.2度…」
業「学校休もうぜ？俺が看病するから」
無理…1人でいた方がいいし、カルマに迷惑掛けたくない…
業「もしもし、殺せんせー？業だけど。うん。Aが風邪ひいたから俺も休むわ」
殺「業くん…なんで…のですか？…」
業「看病してやんないと可愛そうだろ。んじゃ」
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作者名：妄想girl夏実☆ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mousounatumi/
作成日時：2016年6月6日 20時
