《暗殺教室》常識範囲を超えてます、このカップル。 (ページ12)

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じゅういち。ページ12

Aside

保健室から教室に戻るとカルマが私の事を見つめている。

さっさと席に戻ると、カルマに話しかけた。

私「さっきは心配かけちゃってごめんね？」

業「病気の事、隠してたんだよな？」

業が私の左手を睨んでいる。

耐えられなくなって手を後ろで組む。

私「うん…ごめんね？」

業「で、手の方はどうなんだよ？どんな状況なんだよ」

私「左手は…あんまり器用には動かせないけど、」

と、机にあったペンをとる。

左手でペンを回そうとするが、やはり落としてしまう。

何度もノートの上に落ちるペンをカルマはじっと見ている。

私「まぁ、手先の器用さは小学生ってとこかな」

業「じゃあなんで、手が硬直しちゃったんだよ」

私「わたしの手、感情に正直だから…」

と左手を見つめる。緊張してれば、細かく震えたり硬直したりする。

びっくりしたり、唖然とすると手の力が抜けてしまう。

皆には秘密にしてたけど、まさかこんな事でばれてしまうとは…

1人で窓の外を眺めていた。今年の4月、三日月になってしまった月を。